「積水ハウスの住宅は、外壁塗装する際に気を付けることってあるのかな?」
「外壁塗装が必要なのは分かっていても、どのタイミングで頼めばいいのだろう」
積水ハウスの外壁塗装を検討中の方で、上記のようなお悩みをお持ちではありませんか。
この記事では、積水ハウスの住宅を外壁塗装する際の注意点や費用面などを解説します。
具体的に解説していく内容は、以下の通りです。
・外壁材別での注意点
・外壁塗装のタイミング
・外壁塗装した方が良い劣化症状
・費用相場
・費用が高くなる理由
・外壁塗装時のポイント
・ハウスメーカーに依頼した方がよいケース
・ハウスメーカーが不向きなケース
積水ハウスは外壁材に合わせた塗装を必要とするため、施工業者の知識や技術力が求められます。
また建物や付帯部なども大きめなので、費用が相場より高くなりやすいのも特徴です。
この記事を読めば、積水ハウスの住宅を外壁塗装する注意点や費用相場が分かり、安心して工事を依頼できるでしょう。
もくじ
【素材別】積水ハウスの住宅を外壁塗装する際の注意点

積水ハウスの住宅を外壁塗装する際には、建物に使われている外壁材の素材を知っておくのが重要です。
積水ハウスで使用されるのは、以下の素材です。
・セラブリッド
・ダインコンクリート
・ベルバーン
外壁材の素材は、塗装の工程や塗料選択などに大きく影響します。
各素材の特徴や知っておきたい注意点について、くわしく解説します。
セラブリッドの場合
素材にセラブリッドを使用している場合、塗装時のコーキング工事が重要です。
セラブリッドとはセラミック(陶磁器)の技術を応用して作られた、窯業系サイディング材の一種です。
耐久性やデザイン性に優れており、多くの住宅に用いられています。
セラブリッドの注意点は、コーキングの劣化によって雨水が浸入しやすいことです。
お住まいにセラブリッドを使用している場合、丁寧にコーキング工事を行う必要があるでしょう。
ダインコンクリートの場合
ダインコンクリートの場合、ひび割れしにくい塗料を選ぶと塗装が長持ちします。
頑丈さとデザイン性の高さから人気の素材ですが、地震などの振動や築年数が経つとひび割れを生じやすい面もあります。
ひび割れを放置すると建物自体が傷んでしまうので、早めのメンテナンスが必要です。
ひび割れしにくい塗料を選ぶことで、ダインコンクリートの美しい外観を長く保ちやすくなります。
ベルバーンの場合
条件によってはベルバーンでも目地が早期に劣化する可能性はあるため、定期的な点検をおすすめします。
ベルバーンは焼き物と同じ工程で作られ、耐久性の高さと半永久的に色褪せしない利点のある素材です。
半永久的に色褪せしないなら、外壁塗装が不要ではないかと思う方もいるかもしれません。
しかし外壁の耐久性は使用する素材だけではなく、住環境によっても異なってきます。
たとえば日当たりの良い箇所は、目地が早期に劣化することもありえるでしょう。
ベルバーンは耐久性の高い素材ですが、劣化を早期発見するためにも点検は定期的に行った方が良いといえます。
積水ハウスの住宅を外壁塗装するタイミング

積水ハウスの住宅を外壁塗装するタイミングを、どのように判断すればよいか迷われる方もいるかもしれません。
積水ハウス公式が発表している塗り替えタイミングは、以下の通りです。
・セラブリッド:30年に1回
・ダインコンクリート:30年に1回
・ベルバーン:60年(半永久的に色褪せしない)
セラブリッドとダインコンクリートは、「タフクリア-30」という最先端の防汚塗料を使用しているため、通常より塗装が長持ちします。
ベルバーンの場合は釉薬(ゆうやく)をかけて焼き上げているため、半永久的に色褪せしないといわれています。
ただし外壁塗装のタイミングは、塗料や外壁材だけではなく住環境によっても変化するものです。
塗装の塗り替えタイミングが早くなりやすい住環境は、以下の条件です。
・日差しが強い
・海岸が近い
・温度変化が激しい
・雨が多い
住環境などの影響で、想定より早くひび割れや目地の欠けなどの劣化が起こる場合は少なくありません。
あくまで公式の塗り替えタイミングは、目安程度に考えておくと良いでしょう。
積水ハウスの住宅を外壁塗装した方が良い主な劣化症状

年月の経過により、積水ハウスの住宅でも外壁に劣化症状が現れることもあります。
ここでは、外壁塗装を検討した方が良い代表的な症状を紹介します。
・カビやコケが広範囲で繁殖している
・ひび割れが多数発生している
・シーリングに亀裂や隙間が見受けられる
それぞれの症状を詳しく見てみましょう。
カビやコケが広範囲で繁殖している
外壁にカビやコケが広範囲に発生している場合は、塗装を検討すべきタイミングです。
症状を放置していると、建物の美観を損なうだけでなく、外壁材の劣化を早める原因にもなるでしょう。
カビやコケは湿気を好むため、繁殖すると外壁表面に水分がとどまりやすくなり、塗料の膜の防水機能が低下する恐れもあります。
ひび割れが多数発生している
外壁にひび割れが多数見られる場合は、塗装のタイミングと言えるでしょう。
ひび割れを放置すると雨水や湿気が外壁の内部へ浸入し、構造材に影響を及ぼす可能性があります。
また、外壁がひび割れた状態は美観が損なわれるだけでなく、塗料の膜の保護機能も薄れています。
シーリングに亀裂や隙間が見受けられる
シーリングに亀裂が入っていたり、隙間があいたりしている場合は、外壁塗装する合図です。
シーリングとは、壁や床、窓、屋根などのつなぎ目やすき間や接合部をふさぐために使われる処理や材料のことです。
シーリングは、外壁材の継ぎ目やサッシ周りの隙間を埋めて防水性や気密性を保ち、緩衝材の役割も果たしています。
もしも劣化した状態を放置すると、揺れや気温差による伸縮に耐えられず、外壁材が損傷する恐れもあります。
積水ハウスの住宅を外壁塗装する際の費用相場

外壁塗装の費用相場が分かると、家計の予算を立てる時に便利です。
坪数別での、外壁塗装の相場は以下の通りです。
・30坪:約60万円~120万円
・40坪:約70万円~130万円
・50坪:約90万円~160万円
ただし積水ハウスの住宅の場合、上記の相場よりも価格は高くなると考えておいてください。
価格が相場より高くなる理由は、塗装する範囲やまとめて行う工事が多いためです。
積水ハウスは一般的な住宅より建物が大きかったり、付帯部の面積も広かったりするケースがあります。
またベランダや屋上の防水工事をまとめて行うことが多いのも、費用が高くなる理由の1つです。
相場は参考程度にとどめ、実際の費用は業者に見積もりを出してもらい確認してください。
積水ハウスに外壁塗装を依頼するとさらに費用が高くなる理由

外壁塗装を依頼できるのは、積水ハウスに限られると思われている方もいるかもしれません。
実際は積水ハウスでしか外壁塗装ができないわけではなく、他の塗装会社で対応可能なケースもあります。
むしろ積水ハウスに依頼すると、さらに費用が高くなってしまいます。
費用が高くなる理由は以下の通りです。
・4重の塗装を実施するから
・仲介手数料がかかるから
・専門塗料が高額だから
具体的な理由を順に解説しますので、ぜひ業者選びの参考にしてください。
4重の塗装を実施しているから
積水ハウスは塗装を4重に実施しているため、作業や塗料に費用がかかります。
通常の塗装は3度塗りですが、積水ハウスでは耐候性を高めるために4度塗りを行います。
耐候性とは、塗料が日光や雨などの環境変化にさらされても状態を保つ性能のことです。
耐候性が高いと美観を保ちやすく、劣化の進行を遅らせられるといったメリットがあります。
積水ハウスは他業者より塗装工程が多く、費用は高額になります。
仲介手数料がかかるから
積水ハウスなど大手ハウスメーカーは、自社で工事を行わないため割高です。
工事までの間に複数の業者が入ることになり、その分の仲介手数料がかかるためです。
積水ハウスに依頼した場合、積水ハウスリフォームを通して提携の工務店に工事を委託する流れになります。
自社で工事を行う業者と比べると、仲介手数料が代金に上乗せされる分費用は上がります。
積水ハウスに依頼すると、間に入る業者の仲介手数料も支払わなくてはなりません。
積水ハウス専門の塗料が高額だから
積水ハウス専門の塗料が高額なことも、外壁塗装全体の費用を上げる原因になります。
たとえばセラブリッドとダインコンクリートに使用するのは、タフクリア-30という塗料です。
タフクリア-30は積水ハウス専門かつ、価格の高めな光触媒塗料に分類されます。
光触媒塗料とは、光で汚れを分解し雨によって洗い流す機能を持つ塗料のことです。
外壁塗装の費用において、塗料にかかる金額は多くの割合を占めます。
積水ハウスに依頼する場合、高額な専門塗料を使用することになる点は知っておいてください。
積水ハウスの住宅を外壁塗装する際のポイント

積水ハウスの住宅を外壁塗装する際には、素材や住宅の状況に合わせた丁寧な工事が重要です。
具体的には、以下のポイントに着目してみると良いでしょう。
・目地は劣化状況に合わせてメンテナンスする
・目地は可塑剤に適したプライマーで下塗りする
・付帯部には塩ビ鋼板専用の塗料を使用する
・素材に適した塗料を使う
積水ハウスの住宅は、素材や劣化具合を把握した上で丁寧な施工を行うことが大切です。
各ポイントについて、くわしく解説します。
目地は劣化状況に合わせてメンテナンスする
目地がガスケットの場合、劣化具合に合わせてメンテナンスするのをおすすめします。
ガスケットは、外壁材がサイディング(セラブリッド)の場合に使われる特殊な目地です。
適当な業者や積水ハウスに依頼すると、外壁塗装時に目地の全交換を勧められるかもしれません。
実際は傷み具合がそこまで激しくなければ、全交換せず上から塗装しても問題ないことも多々あります。
ガスケットの傷み具合を適切に判断する方法は、丁寧な現地調査を行う業者に依頼することです。
目地がガスケットの場合は、劣化状況を適切に判断した上でメンテナンス方法を選択しましょう。
目地は可塑剤に適したプライマーで下塗りする
目地にガスケットが使われている場合、可塑剤(かそざい)と呼ばれる柔軟性を与える添加剤が含まれています。
可塑剤は塗装によって軟化しやすく、塗料の膜が完全に乾きにくいため、表面がベタついた仕上がりになることがあります。
そのため、外壁塗装では、可塑剤に適したプライマーで下塗りすることが重要です。
知識や経験がない業者に依頼すると、可塑剤に適していないプライマーが使われるケースもあるため、注意が必要です。
依頼時には、使用するプライマーが可塑剤に対応しているかどうかを確認し、事前に業者へ説明を求めるようにしましょう。
付帯部には塩ビ鋼板専用の塗料を使用する
破風板(はふいた)やシャッターボックスなどの付帯部には、塩ビ鋼板が使われていることがよくあります。
塩ビ鋼板には、ガスケットと同様に可塑剤が含まれており、通常の塗料では塗料の膜が剥がれたりひび割れたりする恐れがあります。
そのため、塩ビ鋼板専用の塗料で塗装しなければなりません。
長く美しい外観を保つためには、塩ビ鋼板の特性を理解したうえで、適切な塗料を選んで使用してくれる業者を選ぶことが大切です。
素材に適した塗料を使用する
積水ハウスの外壁は特殊加工されている場合があるので、素材に適した塗料選びが必要になります。
特殊加工された外壁は、塗料によっては密着しにくい場合があるためです。
塗料は住宅の外観を美しくするだけではなく、厳しい外の環境から守るために重要なものです。
素材に適した塗料を選ぶことで塗装が長持ちしやすく、美しい外観を保てます。
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのが向いているケース

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した方が良いケースは、以下のとおりです。
・安心感やブランド力を重視している
・新たに業者を探すのが面倒くさい
・保証やアフターフォローを重視している
・外壁塗装以外の工事も依頼したい
一つずつ詳しく紹介します。
安心感やブランド力を重視している
安心感や企業のブランド力を重視する場合は、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのが適していると言えます。
ハウスメーカーは自社で設計・施工した住宅の構造や、使用されている素材について熟知しています。
そのため、施工不良や設計ミスといったトラブルが発生するリスクは、比較的低いでしょう。
また、アフターサポートが充実している点も大きな魅力で、職人の技術のバラつきに左右されにくいのも特徴です。
外壁塗装の費用を親が負担するような場合、知名度の高いハウスメーカーの方が理解や同意を得やすいという利点もあります。
新たに業者を探すのが面倒くさい
新しい業者を探す手間を避けたいなら、ハウスメーカーへの依頼がおすすめです。
信頼できる業者を見つけるには、想像以上に多くの時間と労力が必要になるためです。
たとえば、インターネットや広告で業者を探し、各社の口コミや施工事例、料金体系などを一つひとつ比較検討する必要があります。
検討中には「そもそも何を基準に業者を選べばいいの?」「トラブルにならないか不安」といった悩みも出てくるかもしれません。
気になる業者が見つかれば、問い合わせや見積もりの依頼といった手続きも必要になります。
その点、ハウスメーカーなら設計からアフターサービスまで一貫して対応してくれるため、手続きがスムーズです。
「業者選定が面倒」「時間をかけたくない」と感じる方には、ハウスメーカーに依頼するのが効率的と言えるでしょう。
保証やアフターフォローを重視している
外壁塗装後の保証やアフターフォローを重視する方には、ハウスメーカーへの依頼が適しています。
多くのハウスメーカーでは、長期保証や定期的な点検など、手厚いフォロー体制を整えていることが多いからです。
たとえば施工後には一定期間、塗料の膜の保証が付くだけでなく、定期点検によって塗装の劣化状況をプロの目でチェックしてもらえます。
そのため、劣化の見逃しを防げるようになり、必要なメンテナンス時期も逃しません。
なお、「やまもとくん」も長期保証を用意していますので、安心して塗装をお任せいただけます。
外壁塗装以外の工事も依頼したい
外壁塗装と同時に屋根修理やその他リフォームも行いたい場合、ハウスメーカーに一括で依頼することをおすすめします。
大手ハウスメーカーは、外壁塗装だけでなく屋根塗装や修理、内部工事など幅広く対応していることが一般的です。
複数の工事を各業者に依頼すると、打ち合わせ回数が増えたり、スケジュール調整が煩雑になったりする可能性があります。
しかし、ハウスメーカーにまとめて任せれば、窓口が一本化されるため、連携もスムーズに進んで効率的です。
なお、「やまもとくん」でも、さまざまな工事に対応しています。
外壁塗装とあわせて屋根や室内のリフォームを検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのが向いていないケース

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するのが向いていないケースもあります。
・費用をなるべく抑えたい
・塗料やカラーを細かく選びたい
・迅速に対応してもらいたい
具体的な内容を以下で紹介します。
費用をなるべく抑えたい
前述したとおり、ハウスメーカーに外壁塗装を任せると、一般的に費用は高くなる傾向があります。
一方で、地域密着型の塗装業者や自社で施工まで一貫して行う業者に直接依頼すれば、上記のコストを抑えられる可能性があります。
費用を抑えたい場合は、ハウスメーカー以外の選択肢も視野に入れるとよいでしょう。
ただし、業者選びを誤ると、質の低い施工や不透明な料金を提示されるケースもあります。
過去の施工実績や口コミ、保証内容などを事前にしっかり確認しましょう。
塗料やカラーを細かく選びたい
大手ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する場合、あらかじめ規格化された塗料やカラーの中から選択することが一般的です。
そのため、「このような効果がある塗料を使いたい」といった具体的な希望があっても、対応してもらえない可能性もあります。
また、カラーバリエーションも限定的で、細かな色味やツヤ感などを自由に選べないことも多いです。
色や塗料の選択肢にこだわりたい方は、より柔軟に対応してくれる専門の塗装業者に相談することをおすすめします。
迅速に対応してもらいたい
大規模なハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合、対応に時間を要することがあります。
組織の規模が大きいため、どうしても社内での情報伝達や手続きに時間を要してしまいます。
一方、塗装専門業者などの比較的規模の小さい業者なら小回りが利き、迅速に対応できる体制が整っていることが多いです。
また、フットワークが軽く担当者との距離も近いため、スムーズに話が進みやすいというメリットもあります。
迅速な対応を求める場合は、地元の専門業者への依頼も検討すると良いでしょう。
積水ハウスの外壁塗装にかかる費用を抑えたい場合は塗装業者に依頼しよう

積水ハウスの外壁は特殊な素材や加工を施しているため、外壁塗装には注意点が多く存在します。
住宅の状況に合ったタイミングで、適切な塗料を使用して丁寧に塗装することが重要です。
また積水ハウスの住宅は、外壁塗装にかかる費用が相場より高めになる傾向にあります。
なるべく費用を抑えたい場合は積水ハウスではなく、優良な塗装業者に依頼するのをおすすめします。
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