「積水ハウスの外壁塗装には、何色がおすすめか知りたい」
「他の人は、どのような色を選んだのか気になる」
住宅を積水ハウスで建てた後、外壁塗装の色選びに迷われている方は多くいます。
本記事では積水ハウスにおすすめの色や種類、外壁塗装における注意点について解説します。
具体的に解説するのは、下記のとおりです。
・積水ハウスの外壁塗装に向く色
・外壁材別でおすすめする色合い
・積水ハウスオリジナル塗料の種類
・積水ハウスの外壁塗装で失敗しない色合い
・積水ハウスの外壁を塗装する際の注意点
積水ハウスの住宅は、デザイン性を活かせるような色を選ぶと失敗しにくいです。
本記事を読めば積水ハウスの住宅に適した色や選ぶ際の注意点が理解でき、ご自宅の外壁材に合う塗料を選べます。
もくじ
積水ハウスの外壁塗装は何色がいい?
積水ハウスの外壁塗装は、基本的に無色透明や淡い色がおすすめです。
積水ハウスでは、オリジナルの外壁材を住宅に使用しています。
デザイン性や意匠性に優れる外壁材が多く、塗りつぶしてしまうと外壁本来の美しさを活かしにくくなります。
また、濃い色で塗ってしまうと、積水ハウスの落ち着いた印象がなくなる可能性もあるでしょう。
無色透明や淡い色などを選ぶと、もとのデザインをそのまま活かしやすいです。
【外壁材別】積水ハウスの外壁塗装におすすめな色合い
積水ハウスの中でも使用した外壁材によって、おすすめする色合いは異なります。
今回紹介するのは、下記の外壁材です。
・セラミックウォール
・エコルデックウォール
・ベルバーン
・ダインコンクリート
それぞれの外壁材におすすめする色合いについて、くわしく解説します。
セラミックウォール
セラミックウォールは凹凸のあるデザインが多いため、濃い色より淡い色をおすすめします。
また、セラミックウォールは光触媒塗料の「タフクリア-30」で、クリア塗装されているケースも多いです。
光触媒塗料には、雨水を利用して汚れを洗い流すセルフクリーニング機能があります。
クリア塗装とは、無色透明の塗料を用いて塗装する方法です。
機能性を保ちたい場合は、タフクリア-30で最後にコーティングすると良いでしょう。
ただし住宅を建てた時期によっては、タフクリア-30で塗装されていない場合もあります。
あらかじめ光触媒塗料を使用しているか、積水ハウスに確認してから塗料を選ぶのをおすすめします。
エコルデックウォール
エコルデックウォールはセラミックウォールと同じく、凹凸のあるデザインが多いです。
外壁本来のデザイン性を活かすために淡い色やグレー、ホワイトなどをおすすめします。
また、エコルデックウォールも光触媒塗料の「タフクリア-30」でクリア塗装されている場合があります。
光触媒塗料の機能性を保ちたいなら、同じタフクリア-30で最後にコーティングしてください。
ただし以前はタフクリア-30が使われていなかったため、積水ハウスに確認するのをおすすめします。
ベルバーン
ベルバーンの場合、もともと白や黒色で塗装されているケースが多いです。
ベルバーンは半永久的に色あせしないため、目立った劣化がなければ塗装しなくても問題ありません。
色を変えたい場合は茶系や淡い色など、外壁材にマッチする落ち着いた色をおすすめします。
ダインコンクリート
もともとダインコンクリートは、光触媒塗料の「タフクリア-30」でクリア塗装されています。
同じクリア塗装もしくは淡い色で塗装し、凸凹したデザインを活かすと良いでしょう。
濃い色で塗りつぶしてしまうと、遠目で見たときに複雑なデザインが分かりにくくなってしまいます。
積水ハウスオリジナル塗料の色の種類
積水ハウスに外壁塗装を依頼すると、オリジナルの塗料を使用できるメリットがあります。
下記に挙げるのが、積水ハウスオリジナルの塗料です。
・フレアトーン
・グランスタイル
・単色フラット
各塗料の特徴や色合い、カラーバリエーションについて、くわしく解説します。
フレアトーン
フレアトーンはベースとなる色に、複数の色を組み合わせた多彩色な塗料です。
やわらかい雰囲気に仕上がるため、ナチュラルな外観を希望する方におすすめします。
カラーバリエーションは豊富で、好みの色を見つけやすいです。
グランスタイル
グランスタイルはベースとなるカラー骨材に、複数の骨材を組み合わせた塗料です。
質感の高い外壁にでき、高級感を出しやすくなります。
カラーバリエーションは、落ち着いた合わせやすい色合いが多いです。
単色フラット
単色フラットはベーシックな塗料で、単色塗装のみで使用できます。
希望する仕上がりによって、薄膜仕上げと厚膜仕上げから選べます。
カラーバリエーションは豊富で、希望する色合いを選びやすいです。
積水ハウスの外壁塗装で失敗しない色合い
外壁の色選びに失敗したくない方は、下記から選ぶと良いでしょう。
・自然界にある色
・暗い色
・淡い色
それぞれの色がもたらす効果や印象について、くわしく解説します。
自然界にある色
ブラウンやベージュ、オリーブなど自然界にある色は、環境と調和がとりやすいです。
外壁の形状にこだわらず使用でき、汚れが目立たない点もメリットです。
自然界にある色の住宅は、あたたかくナチュラルな印象になります。
暗い色
ブラックやネイビーなど暗い色は、クールさや高級感を出しやすくなります。
個性的でありながらも、他の色と合わせやすいのもメリットです。
暗い色は、洗練された都会的な印象にしたい方におすすめです。
淡い色
ホワイトやグレー、クリーム、淡いピンクなどは、爽やかで清潔感のある印象を与えます。
バリエーションも豊富で、希望する色合いを実現しやすいです。
積水ハウスのデザイン性を活かしたい方は、淡い色を選ぶのをおすすめします。
積水ハウスの外壁を塗装する際の注意点
積水ハウスの外壁を塗装する際には、注意すべきポイントが存在します。
具体的な注意点は、下記のとおりです。
・適切な下塗り塗料を選ぶ
・ダイコンクリートの場合は透湿性のある塗料を選ぶ
・ガスケットの有無を確認する
それぞれの注意点を、くわしく解説します。
適切な下塗り塗料を選ぶ
使用している外壁材によっては、専用の下塗り塗料が必要です。
積水ハウスの外壁には、難付着サイディングボードを使用している場合があります。
難付着サイディングボードとは無機やフッ素、光触媒などの特殊なコーティングが施されている外壁材です。
汚れが付かないように作られているため、一般的な下塗り塗料は密着せず剥がれてしまいます。
難付着サイディングボードに塗装する際は、対応している下塗り塗料を使用する必要があります。
ダイコンクリートの場合は透湿性のある塗料を選ぶ
外壁材がダインコンクリートである場合、透湿性のある塗料を選ぶようにしてください。
もともとダインコンクリートは、膨れを起こしやすい特徴のある外壁材です。
内部にある気泡が熱によって温まると、塗料の膜が膨れてきてしまうためです。
また、塗料の膜に湿気が溜まってしまうと、膨れを生じやすくなります。
ダインコンクリートに透湿性の高い塗料を使用すると、膨れ予防に効果的です。
目地にガスケットを使用しているか確認する
積水ハウスでは、目地にコーキングではなくガスケットを使用している場合もあります。
コーキングは、外壁の目地や隙間を埋める目的で使用される、やわらかいゴムのような部材です。
ガスケットもコーキングと使用目的は同じですが、硬くパッキンのような形状をしています。
ガスケットを見分ける方法は、下記のとおりです。
・見た目に模様がある
・触ると硬くしっかりしている
ガスケットには可塑剤(かそざい)が含まれており、上から塗装するとベタベタして汚れやホコリが吸着しやすくなります。
汚れやホコリ対策として、可塑剤に対応できる下塗り塗料を使う必要があります。
目地にガスケットを使用しているか確認してから、塗装を依頼するとスムーズです。
積水ハウスの住宅を外壁塗装する場合は業者に相談しながら色を選ぼう
積水ハウスの外壁塗装では、デザイン性を活かしやすい無色透明や淡い色をおすすめするケースが多いです。
ただし使用している外壁材によって、適した色や塗装時の注意点が異なる場合もあります。
色選びに迷った際は、積水ハウスの住宅や塗料にくわしい業者へ相談するのがおすすめです。
プロからアドバイスをもらったりカラーシミュレーションなどを行ったりすると、より適した塗料を選びやすくなります。