「へーベルハウスの外壁塗装は、一般的な外壁塗装との違いはある?」
「へーベルハウスの外壁塗装っていつ行うべき?」
へーベルハウスの外壁塗装をどのように行えば良いのか、迷われてはいませんか。
この記事では、へーベルハウスの外壁塗装を行う際に注意すべき点をご紹介します。
具体的にご紹介するのは以下の内容です。
・へーベルハウスの外壁の特徴
・へーベルハウスの住宅を外壁塗装する注意点
・外壁塗装を行うタイミング
・へーベルハウスに外壁塗装を依頼するメリット
・へーベルハウスに外壁塗装を依頼するデメリット
へーベルハウスの外壁塗装は、外壁の特徴に合わせた塗料や施工方法の選択が必要です。
またへーベルハウスのロングライフプログラムは点検が無料なだけで、外壁塗装は別料金になっています。
この記事を読むことで、へーベルハウスの外壁塗装の注意点が分かり、適切なタイミングで外壁塗装を依頼できるでしょう。
もくじ
へーベルハウスの住宅を外壁塗装する際の注意点
へーベルハウスの外壁塗装における注意点は以下の通りです。
・ALC外壁に適した塗料を使用する
・コーキング補修は劣化状況で判断する
・重厚感のあるデザインにしたい場合は多彩模様塗料を使用する
塗料の選択は、性能だけではなくデザイン性の維持にも重要と言えます。
満足できる外壁塗装を実現するために、注意点を押さえておきましょう。
ALC外壁に適した塗料を使用する
へーベルハウスの場合、ALC外壁に適した塗料の使用が必要です。
外壁に合わない塗料を使用すると、剥がれやひび割れなどのトラブルが発生するためです。
使用する塗料は、へーベルハウス専用でなくても問題ありません。
ALC外壁に適しているかは、塗料メーカーのサイトで確認できます。
塗料の選択ミスを防ぐためには、ALC外壁にくわしい業者を選ぶのがおすすめです。
コーキング補修は劣化状況によって判断する
コーキングの劣化状況に応じて補修方法を判断すると、かかる費用を抑えやすくなります。
へーベルハウスの外壁は目地が多いため、全部をコーキング補修すると費用がかさむためです。
コーキング補修は劣化状況に応じて、増し打ちするか打ち換えするか判断するのをおすすめします。
しかし、コーキングの劣化状況を正確に判断するには手間がかかります。
適当な業者に依頼すると、劣化状況をあまり見ずに全部コーキング補修が必要と言われかねないため要注意です。
補修に余分な費用をかけないためにも、コーキングの劣化状況は丁寧に判断してもらうようにしましょう。
重厚感のあるデザインにしたい場合は多彩模様塗料を使用する
へーベルハウスの重厚感あふれるデザインを活かしたい方は、多彩模様塗料での外壁塗装がおすすめです。
多彩模様塗料とは複数の色調や質感を含む塗料で、石材のような上質な質感を生み出す効果があります。
塗装に特殊な工程を必要としないため、天然素材を使用するよりコストを抑えられるのもメリットです。
多彩模様塗料を使用すれば、へーベルハウスのデザインを活かした重厚感あふれる外観にできます。
へーベルハウスの外壁の特徴
へーベルハウスで使用されるのは、ALC(軽量気泡コンクリート)という高性能な外壁です。
ALCは住宅としての性能は高い一方で、雨風や紫外線の影響を受けやすく、水で脆くなるという欠点があります。
使用している外壁の特徴が分かると、住宅に合った施工方法や塗料が選びやすくなります。
下記でくわしく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
住宅性能が高い
へーベルハウスでは、住宅性能の高いALCという外壁を使用しています。
住宅性能とは耐震性や断熱性など、安全で快適な住まいを示す指標です。
ALCは軽量化と住宅性能の高さを同時に実現した外壁ですが、水を吸い込むと脆くなるという欠点があります。
へーベルハウスの住宅性能は高いのですが、万能ではないことは理解しておきましょう。
目地が多い
ほかにもへーベルハウスの外壁は、目地が多いという特徴もあります。
目地とは、建材の間にできる隙間や接合部分のことです。
住宅を保護する効果だけではなく、均一な配置で外観を美しくするといったメリットがあります。
一方で目地が多いと、紫外線や雨風の影響を受けやすい箇所が増えます。
紫外線や雨風は外壁や塗装を劣化させる原因となるため、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
目地の多さは、施工タイミングや補修に影響する可能性があります。
へーベルハウスの外壁塗装を行うタイミング
へーベルハウスの外壁塗装を行うタイミングは、一般的な外壁と同様です。
しかし劣化状況によっては、早急に外壁塗装を行わなくてはならないケースもあります。
具体的な塗装タイミングと注意すべき外壁の症状について、くわしく解説します。
目安は1度目の塗装から10年~15年後
へーベルハウスの外壁塗装を行う目安は、1度目の塗装から10〜15年後です。
10〜15年後というのはあくまで目安であり、使用している塗料の耐用年数によっても変化します。
具体的に、塗料別の耐用年数は以下となっています。
・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年
外壁塗装のタイミングはあくまで目安で、塗料の耐用年数や劣化状況などにより変化するものです。
劣化状況によっては早急に外壁塗装する必要あり
劣化状況によっては、10〜15年待たずに外壁塗装を行うケースもあります。
住宅に以下の状況が見受けられる場合、早めに業者に相談してください。
・ひび割れ
・チョーキング※
・カビ
・塗料の膜の剥がれや膨れ
※チョーキングとは塗装された表面の劣化により、外壁にチョークのような白い粉が現われる現象です。
上記でご紹介した症状は、すべて外壁の劣化が進んでいる証拠です。
劣化を放置すると家自体が傷んでしまい、大掛かりなリフォームが必要になってしまいます。
劣化が激しい場合は、10〜15年の目安を待たずに外壁塗装を行った方が良いでしょう。
へーベルハウスに外壁塗装を依頼するメリット
へーベルハウスに依頼するメリットは、知識や使用する材料などのレベルが高いことです。
ほかにも、技術力の保証された下請け業者が施工してくれる点もメリットと言えます。
具体的に、へーベルハウスに依頼するメリットを解説するので、業者選びの参考にしてください。
へーベルハウスの住宅を熟知した工務店が施工してくれる
へーベルハウスの知識や施工実績が豊富なため、安心して依頼できます。
自社が建てた建物なので、他の業者より構造や性能を知り尽くしているためです。
またへーベルハウスの住宅を施工した実績が豊富な点も、安心して任せられるポイントです。
下請けの工務店もへーベルハウスが認めた業者なので、技術力の不安は少ないと言えます。
へーベルハウスに依頼すれば、確実な施工が受けられるでしょう。
検証済みの耐久性の高い塗料材やシーリング材を使える
へーベルハウスに特化した、耐久性の高い塗料材やシーリング材を使えるのもメリットです。
へーベルハウスでは、旭化成リフォームが外壁塗装を担当しています。
旭化成リフォームでは、へーベルハウス専用の塗料材やシーリング材を開発し使用しています。
住宅総合研究所で厳しい実験や試験を繰り返し開発されたもので、耐久性の高さは検証済みです。
へーベルハウスなら独自の塗料材やシーリング材を使用した、クオリティの高い外壁塗装が実現できます。
へーベルハウスに外壁塗装を依頼するデメリット
ヘーベルハウスの外壁塗装にも、デメリットは存在します。
外壁塗装の費用が高くなる点と、ロングライフプログラムの保証があっても無料にはならない点です。
メンテナンスにかかる費用は非常に大切な項目なので、ぜひ知っておいてください。
メンテナンスは無料ではない
へーベルハウスの保証に入っていても、外壁塗装を含むリフォームを行う場合は別途で料金が発生します。
家を建てた時に営業担当者から「30年間(もしくは60年間)メンテナンスが無料」と言われた方もいるかもしれません。
確かにへーベルハウスには、ロングライフプログラムという保証が存在します。
正確には、ロングライフプログラムで無料になるメンテナンスは点検のみです。
メンテナンスが無料というのはあくまで点検のみであり、外壁塗装には費用がかかる点は知っておいてください。
費用が高くなりやすい
仲介手数料や材料費によって、工事代金が高くなりやすいのもネックです。
へーベルハウスを含む大手ハウスメーカーでは、工事は下請けの工務店が行っています。
下請けが間に入る場合、利益を確保するために仲介手数料が上乗せされて請求されます。
ほかにもオリジナルの塗料やシーリング材を使用することも、費用が高額になる理由の1つです。
しかし費用が高いからといって、外壁塗装を諦めてしまうのはおすすめできません。
劣化を放置すると家が傷んでしまい、より大掛かりな施工が必要になってしまうためです。
へーベルハウスの実績が豊富な塗装業者に依頼すれば、費用を抑えつつ技術力の高い施工を受けられます。
費用が高くて依頼しにくい点は、ヘーベルハウスのデメリットと言えます。
へーベルハウスの外壁塗装にかかる費用を抑えたい場合は塗装業者に依頼しよう
へーベルハウスの外壁塗装では、ALCに合った施工が必須です。
適切な塗料選択や補修を行ってくれる業者に依頼することで、美しい外観を維持でき費用も抑えられます。
へーベルハウスに外壁塗装を依頼すれば確実ですが、かかる費用は高くなりやすいです。
外壁塗装にかかる費用を抑えたい方は、技術力のある塗装業者への依頼がおすすめです。