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「自宅が40坪の場合、屋根の葺き替え費用はいくらかかる?」
「40坪の屋根の葺き替え費用を抑える方法はある?」
上記のように、40坪の自宅で屋根の葺き替え工事を行う場合の費用が気になっている方は多いでしょう。
この記事では、40坪の屋根の葺き替え工事に関する以下の内容をお伝えします。

・【合計】40坪の屋根を葺き替え工事する場合の費用相場
・【工程別】40坪の屋根を葺き替え工事する場合の費用相場
・屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因
・屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑える方法

この記事を読むと、屋根の葺き替え工事の費用を少しでも抑えやすくなるでしょう。
ぜひ、最後まで目を通してみてください。

【合計】40坪の屋根を葺き替え工事する場合の費用相場

40坪の屋根を葺き替え工事する場合の費用相場の合計は100万円~230万円です。
上記の金額は、次章でお伝えする葺き替え工事の全工程にかかる費用も含めた総額です。
屋根の葺き替え工事の費用は、それぞれの工程の単価に屋根の面積を掛けて求めます。
屋根の面積を求める際には、屋根の傾きを示す勾配も考慮しなければなりません。
また、使用する屋根材の種類によっても費用に差が生じます。
このように、屋根の葺き替え工事の費用相場は工事の内容、屋根の素材、建物の立地など様々な要因により変動します。
そのため、上記でお伝えした金額はあくまでも参考程度のものと捉えておくと良いでしょう。

【工程別】40坪の屋根を葺き替え工事する場合の費用相場

本章では、40坪の屋根を葺き替え工事する場合の工程別の費用相場を解説します。
葺き替え工事の費用を求める際、必要となるのが屋根の面積です。
そのため、本章では40坪の屋根の面積を78平方メートルと仮定し、以下の作業の費用を計算していきます。

・足場の設置費用
・屋根材の撤去費用
・下地の工事費用
・ルーフィングの工事費用
・新しい屋根の設置費用
・その他の費用

計算式も合わせてお伝えしますので、試算の際の参考にしてみてください。

足場の設置費用

足場の設置費用を求めていきます。
足場の設置にかかる作業単価は600円~900円/平方メートルです。
この作業単価に、78平方メートルを掛けると、600円~900円×78平方メートル=4万6,800円~7万200円となります。
足場の設置作業とは、作業員が安全に工事を行うために必要な骨組みを組み立てる作業です。

屋根材の撤去費用

屋根材の撤去費用を求めていきます。
屋根材の撤去費用の作業単価は1,500円~5,000円/平方メートルです。
40坪の場合、1,500円~5,000円×78平方メートル=11万7,000円~39万円となります。
屋根の葺き替え工事では、既存の屋根材を外す作業を行います。
アスベストが含まれている屋根材の場合は、アスベストが飛散しないよう作業を進めなければなりません。
そのため上記の金額に加え、さらに費用がかかります。

下地の工事費用

下地の工事費用を求めていきます。
下地の工事として行われる野地板の増し張りの作業単価は2,500円~3,500円/平方メートルです。
40坪の場合、2,500円~3,500円×78平方メートル=19万5,000円~27万3,000円
野地板の増し張りとは、屋根の下地となる野地板を既存の野地板の上に被せる作業です。

ルーフィングの工事費用

ルーフィングの工事費用を求めていきます。
ルーフィングの工事にかかる作業単価は500円~1,500円/平方メートルです。
40坪の場合、500円~1,500円×78平方メートル=3万9,000円~11万7,000円
ルーフィングとは、防水シートのことです。
屋根材の下に隙間ができないようルーフィングを敷いていく作業です。

新しい屋根の設置費用

新しい屋根の設置費用を求めていきます。
新しい屋根の設置にかかる作業単価は3,500円~1万2,000円/平方メートルです。
40坪の場合、3,500円~1万2,000円×78平方メートル=27万3,000円~93万6,000円となります。
新しい屋根材の設置費用は、設置する屋根材の種類によって異なります。
例えば、以下の屋根材を設置するケースについて見ていきましょう。

・ガルバリウム鋼板
・アスファルトシングル
・スレート
・防災瓦

それぞれの設置費用の単価と40坪の場合の費用相場は、以下のとおりです。

【ガルバリウム鋼板】
・1平方メートルあたりの費用相場:5,800円~9,000円
・78平方メートルの場合の費用相場:5,800円~9,000円×78平方メートル=45万2,400円~70万2,000円

【アスファルトシングル】
・1平方メートルあたりの費用相場:4,800円~6,500円
・78平方メートルの場合の費用相場:4,800円~6,500円×78平方メートル=37万4,400円~50万7,000円

【スレート】
・1平方メートルあたりの費用相場:4,500円~8,400円
・78平方メートルの場合の費用相場:4,500円~8,400円×78平方メートル=35万1,000円~65万5,200円

【防災瓦】
・1平方メートルあたりの費用相場:3,500円~1万2,000円
・78平方メートルの場合の費用相場:3,500円~1万2,000円×78平方メートル=27万3,000円~93万6,000円

防災瓦とは地震や台風などによるズレや落下が起こりにくい設計の屋根材です。
このように、屋根材の種類によって金額に幅が生じます。

その他の費用

その他の費用についても確認しましょう。
ここまでに紹介した費用に加えて以下の費用がかかります。

・資材の搬入、搬出費用
・廃材処分費
・交通費
・管理費

上記の金額は業者によって異なります。
見積書を受け取った場合は、よく確認するようにしましょう。

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因

本章では、屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因について解説します。
具体的には、以下の要因が挙げられます。

・足場を設置しにくい
・屋根が急勾配である
・アスベスト入りの屋根である
・土葺き屋根である
・オプション工事が含まれている

それぞれ順番に見ていきましょう。

足場を設置しにくい

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因に、足場を設置しにくいことが挙げられます。
たとえば、建物が急斜面に建っていたり、建物と隣家との距離が近かったりすると足場の設置がしにくくなります。
上記のような状況では足場設置の作業にコストがかかるのです。

屋根が急勾配である

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因に、屋根が急勾配であることが挙げられます。
急勾配の屋根の場合、作業の難易度が高くなってしまいます。
そのため、作業にコストがかかるのです。

アスベスト入りの屋根である

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因に、アスベスト入りの屋根であることが挙げられます。
アスベストを含む屋根材は、産業廃棄物扱いとなります。
そのため、通常の廃棄物よりも処分費用が高いのです。
また、アスベストを含む屋根材を取り外す際は、周囲に飛散しないよう対策する必要もあるため、費用が高くなりやすい傾向にあります。

土葺き屋根である

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因に、土葺き屋根であることが挙げられます。
土葺き屋根とは、瓦の下に土を敷いて固定している屋根です。
葺き土の劣化によって歪みやすい上、平らにする必要があるなど作業に手間もかかります。
そのため、土葺き屋根の場合も工事費用が高くなりやすいのです。

オプション工事が含まれている

屋根の葺き替え工事費用が高くなる要因に、オプション工事が含まれていることが挙げられます。
たとえば、換気棟やビスの設置などが該当します。
換気棟とは、屋根のてっぺんにある棟部分に取り付ける換気のための構造物です。
ビスの設置とは、屋根材を固定する際にビスを使用することです。
釘でなくビスを使用することによりしっかりと固定できますが、その分コストは高くなります。
見積書を受け取った際は、余計なオプションが含まれていないかどうかきちんと確認した方が良いでしょう。

屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑える方法

本章では、屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑える方法について解説します。
具体的には、以下の方法があります。

・補助金や助成金を活用する
・繁忙期を避けて依頼する
・地元の業者に依頼する
・火災保険を利用する

それぞれの方法について、以下で詳しく説明していきます。

補助金や助成金を活用する

屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑えるために、補助金や助成金を活用する方法があります。
たとえば、住宅の耐震性を向上させたり、省エネを向上させたりする目的であれば申請できる補助金などがあります。
補助金を活用することで、負担を軽減しやすくなるでしょう。
屋根の葺き替え工事に補助金を活用できるかどうかは、お住まいの自治体の窓口に問い合わせるのが確実です。

繁忙期を避けて依頼する

屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑えるために、繁忙期を避けて依頼する方法があります。
屋根の工事では、天候が穏やかな春や秋が繁忙期です。
夏や冬は、屋根工事を行うには気温が高すぎたり低すぎたりしてしまいます。
しかし、繁忙期でない夏や冬でも時間帯などに配慮すれば依頼は可能です。
繁忙期を避けることで、少しでも工事の費用を安くできるでしょう。

地元の業者に依頼する

屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑えるために、地元の業者に依頼する方法があります。
大手業者に依頼すると、下請け業者への委託に中間手数料がかかるケースがあります。
しかし、地元の業者であれば社内の職人に対応してもらえるため、その分の費用を抑えられるでしょう。

火災保険を利用する

屋根の葺き替え工事にかかる費用を抑えるために、火災保険を利用する方法があります。
火災保険を利用できるのは、自然災害によって被害を受けた場合のみです。
経年劣化による被害の場合は、該当しません。
被害が自然災害によるものと明確に証明できる場合は、火災保険を利用することで費用を抑えられるでしょう。

屋根の葺き替え工事は地域密着型の業者に依頼して費用を抑えよう

屋根の葺き替え工事では足場の設置、屋根材の撤去、新しい屋根の設置など、作業ごとにコストがかかります。
作業単価と屋根の面積を掛けることで、屋根の葺き替え工事にかかるおおよその費用が算出できます。
40坪の屋根の葺き替え工事にかかる費用の合計は100万円~230万円です。
屋根の葺き替え工事費用は、補助金や火災保険を利用したり、業者の繁忙期を避けたりするなど工夫することで抑えやすくなります。
また、大手業者ではなく地元の業者に依頼することでも、余計なコストを抑えられます。
屋根の葺き替え工事は地域密着型の業者に依頼して費用を抑えましょう。

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