「吹き付けスタッコってどんな塗装方法?」
「吹き付けスタッコのメリットやデメリットが知りたい」
「吹き付けスタッコにかかる費用はどのくらい?」
上記のように、吹き付けスタッコ仕上げについて知りたい方は多いでしょう。
この記事では、吹き付けスタッコ仕上げについて以下の内容を詳しくお伝えします。
・吹き付けスタッコ仕上げとはどんな塗装方法か
・吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリット
・吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリット
・吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の費用相場
・吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装した場合の耐用年数
・吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の注意点
この記事を読むことで、吹き付けスタッコ仕上げをするべきかどうか、決定しやすくなるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてください。
もくじ
吹き付けスタッコ仕上げとは?

スタッコ仕上げとは、モルタル外壁にスタッコを吹き付けて仕上げる方法です。
スタッコとは建築材料で、化粧漆喰とも呼ばれています。
スタッコ仕上げには、吹き付け塗装とコテ塗りの2種類があります。
吹き付けスタッコ仕上げとは、コンプレッサーという器具を使用して外壁に塗料を吹き付ける方法です。
吹き付けスタッコ仕上げでは、吹き付けて固める方法と吹き付けてから押さえつける方法の2種類の仕上げ方法があり、それぞれ異なる仕上がりとなります。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリット

本章では、吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリットについて解説します。
具体的には次のようなメリットが挙げられます。
・コテ塗り工法より工期が短い
・コテ塗り工法より費用を抑えられる
・重厚感のあるデザインに仕上がる
それぞれについて、どのような点がメリットなのか見ていきましょう。
コテ塗り工法より工期が短い
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリットは、コテ塗り工法より工期が短い点です。
吹き付けスタッコ仕上げでは、コンプレッサーという器具を使用し、塗料を噴射して塗布します。
そのため、職人が手作業で塗っていくコテ塗り工法よりも、速いスピードで塗装できるのです。
コテ塗り工法より工期が短い点は、吹き付けスタッコ仕上げのメリットの1つと言えるでしょう。
コテ塗り工法より費用を抑えられる
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリットは、コテ塗り工法より費用を抑えられる点です。
前述のとおり、吹き付けスタッコ仕上げでは塗装作業がスピーディーに行われます。
そのため、工期が短くなりその分費用も抑えられるのです。
このように、コテ塗り工法より費用を抑えられる点も、吹き付けスタッコ仕上げのメリットの1つです。
重厚感のあるデザインに仕上がる
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するメリットは、重厚感のあるデザインに仕上がる点です。
吹き付けスタッコ仕上げを行うと、塗料の膜が厚くなるほか、凹凸ができることにより重厚感が生まれます。
外壁の印象を落ち着いた高級感のある雰囲気にしたい場合などには、吹き付けスタッコ仕上げが向いているでしょう。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリット

本章では、吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリットについて解説します。
具体的には以下のデメリットが挙げられます。
・コテ塗り工法に比べて模様の種類が少ない
・ひび割れしやすい
・凹凸に汚れが溜まりやすい
それぞれについて、どのような点がデメリットなのか見ていきましょう。
コテ塗り工法に比べて模様の種類が少ない
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリットは、コテ塗り工法に比べて模様の種類が少ない点です。
コテ塗り工法では職人が手作業で塗装するため、自分の好みのデザインを再現してもらいやすいです。
しかし、吹き付け工法の場合は機械的に塗装することから、演出できる模様の種類は少なくなってしまいます。
ひび割れしやすい
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリットは、ひび割れしやすい点です。
スタッコ仕上げを施した塗料の膜は厚みがあり、硬くなります。
そのため、経年劣化が起こるとひび割れしやすくなってしまうのです。
ひび割れの程度によっては補修が必要になることもあり、放置するわけにはいきません。
このように、ひび割れを起こしやすい点も吹き付けスタッコ仕上げのデメリットと言えるでしょう。
凹凸に汚れが溜まりやすい
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装するデメリットは、凹凸に汚れが溜まりやすい点です。
スタッコ仕上げで塗装した外壁は凹凸の部分に溝ができるため、汚れが蓄積しやすくなります。
また、凹凸部分にカビやコケが生えるリスクもあります。
汚れを放置してしまうと、こびりついて落としにくくなってしまうので注意が必要です。
このように、凹凸に汚れが溜まりやすい点も吹き付けスタッコ仕上げのデメリットのひとつと言えるでしょう。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の費用相場

本章では、吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の費用相場について解説します。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の費用相場は、約2,460円~4,550円/平方メートルです。
スタッコ仕上げは、その他の仕上げ方法よりも多くの塗料を使用します。
そのため、他の仕上げ方法と比較すると費用は高くなる傾向にあります。
吹き付け工法とコテ塗り工法でも費用に差があり、高い技術を必要とするコテ塗り工法の方が費用は高くなるでしょう。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装した場合の耐用年数

本章では、吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装した場合の耐用年数について解説します。
耐用年数が比較的長いと言われる吹き付けスタッコ仕上げですが、劣化のサインを見つけた場合は早めの処置が肝心です。
吹き付けスタッコ仕上げで塗装した場合の耐用年数について、以下で詳しくお伝えします。
約10年長持ちする
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装すると、約10年長持ちします。
約10年間は再塗装の必要がないため、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
劣化サインを発見したら早めに塗装する
吹き付けスタッコ仕上げの劣化サインを発見したら早めに塗装しましょう。
吹き付けスタッコ仕上げは約10年長持ちすると前述しましたが、以下のような劣化サインがある場合は早めに塗装した方が良いでしょう。
・触ると白い粉がつく
・ひび割れしている
・剥がれや膨れが目立つ
・凹凸の汚れがひどい
上記の劣化サインが見られるということは、塗装の耐久性が落ちてきている証拠です。
放置するとさらなる不具合を起こす恐れもあるため、早めに塗装する必要があります。
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の注意点

本章では、吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合の注意点を解説します。
・基本的にはモルタルの下地に塗装する
・塗装前の工程を丁寧に行う
・技術力の高い業者に依頼する
以下で1つずつ詳しくお伝えします。
基本的にはモルタルの下地に塗装する
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合、基本的にはモルタルの下地に塗装しましょう。
ほかの下地に使うと、塗料が密着しにくくなり、剥がれやすくなります。
モルタルの下地に塗料をしっかりと密着させるために補修や洗浄、下地処理を適切に行う必要があります。
塗装前の工程を丁寧に行う
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合、塗装前の工程を丁寧に行いましょう。
塗装前の汚れの洗浄や下地補修などは、塗料を密着させるために欠かせない工程です。
上記の作業をしっかりと行わなければ、塗料が上手く密着しません。
そのため塗装前の工程は丁寧に行う必要があります。
技術力の高い業者に依頼する
吹き付けスタッコ仕上げで外壁塗装する場合、技術力の高い業者に依頼しましょう。
吹き付けスタッコ仕上げは難しく、繊細な作業です。
そもそも吹き付け工法自体、難易度の高い塗装方法となります。
よって、失敗を避けてきちんとした仕上がりにするためには、技術力の高い業者に依頼すべきと言えます。
スタッコ吹き付け仕上げで外壁塗装したい場合は技術力や経験豊富な業者に依頼しよう

スタッコ吹き付け仕上げは、工期が短く費用も抑えられる上に、重厚感のあるデザインにできます。
また、耐用年数が比較的長い点も魅力です。
一方で凹凸部分に汚れが溜まりやすかったり、ひび割れしやすかったりなどのデメリットもあります。
スタッコ吹き付け仕上げを行う場合には、適切な外壁材への塗装はもちろんのこと、下地処理などを丁寧に行わなければならないため、技術力の高い業者に依頼すると安心です。
スタッコ吹き付け仕上げで外壁塗装したい場合は、技術力や経験が豊富な業者に依頼しましょう。