「無機塗料ってトラブルが起きるの?」
「無機塗料を使うとどんなトラブルがあるの?」
「トラブルなく無機塗料を使うにはどうしたら良い?」
上記のように、外壁塗装で無機塗料を使うとトラブルが起きるのでは、と不安に思っている方は多いでしょう。
この記事では、外壁塗装で無機塗料を使うことで起きるトラブルについて、さまざまな角度からお伝えします。
・外壁塗装で無機塗料を使うとトラブルが起きるのか
・外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブル
・外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法
・外壁塗装で無機塗料以外の塗料でも起こり得るトラブル
・外壁塗装で無機塗料の使用がおすすめなケース
この記事を読んで無機塗料のトラブルについて知っておくことで、トラブルを恐れすぎることなく正しい知識を持って塗料選びができるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
外壁塗装で無機塗料を使うとトラブルが起きる?
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外壁塗装で無機塗料を使うとトラブルが起きるのか、疑問に思っている方は多いでしょう。
結論から述べると、外壁塗装で無機塗料を使ったとしても、必ずしもトラブルが起きるわけではありません。
どんな塗料でも、塗装業者の塗り方や外壁材との相性、外部環境によるダメージなどによりトラブルが起きる可能性はあります。
無機塗料に関するトラブルでよくあるものとして「思っていた金額と違った」や、「頑丈だと思っていたけどひび割れした」などがあります。
しかし、上記は塗料を選ぶ際にメリットやデメリットをきちんと把握していなかったために、予想外のことが起きてトラブルと捉えてしまった可能性もあるのです。
無機塗料のメリットやデメリットを事前に把握しておくことで、上記のような誤解も避けやすくなるでしょう。
外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブル
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本章では、外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブルについて解説します。
具体的には、以下のようなケースがあります。
・高額な請求をされる
・寿命より前にひび割れが発生する
・再塗装時に塗料の膜が密着しにくい
それぞれについて、どのようなトラブルなのか詳しく見ていきましょう。
高額な請求をされる
外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブルに、高額な請求をされるケースがあります。
無機塗料の単価は3,500円~6,000円/平方メートルです。
シリコン塗料やフッ素塗料に比べれば高いかもしれませんが、無機塗料は単価が高い分、耐用年数も長いのです。
また、不燃性に優れているなどのメリットもあります。
しかし、上記のメリットがあることを知らなかったり、業者の説明などが不十分だったりすると、塗装した後に「なんでこんなに高いの?」と驚く人もいるかもしれません。
寿命より前にひび割れが発生する
外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブルに、寿命より前にひび割れが発生するケースがあります。
無機塗料の耐用年数は18〜20年と、他の塗料よりも長めです。
しかし、材質が硬く柔軟性が低く、ひび割れしやすいため注意が必要です。
とくに、サイディングやモルタルの場合にひび割れが起こりやすくなります。
また、地震が起きた際にもひび割れしやすいです。
そのため、状況によっては、寿命が来る前にひび割れが発生してしまうことがあるのです。
再塗装時に塗料の膜が密着しにくい
外壁塗装で無機塗料を使った場合のトラブルに、再塗装時に塗料の膜が密着しにくいケースがあります。
無機塗料は、前述のとおり耐久性が高い塗料です。
そのため、まだあまり劣化していない状態で再塗装すると、前回の無機塗料の膜が残っていることで新しい塗料が密着しにくくなってしまうのです。
外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法
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本章では、外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法について解説します。
具体的には、以下の方法があります。
・各塗料の相場やメリット、デメリットを事前に把握しておく
・外壁材との相性を確認しておく
・ひび割れしにくい無機塗料を使う
・下地処理を丁寧に行う
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
各塗料の相場やメリット・デメリットを事前に把握しておく
外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法として、各塗料の相場やメリット・デメリットを事前に把握しておくと良いでしょう。
使用を予定している塗料の単価が、他の塗料と比較して安いのか高いのかをよく確認しておきましょう。
もしも高い場合にはなぜ高いのか、その分の価値やメリットはあるのかなどについてもしっかりと確認しておくことで、見積もり金額を確認する際にも役立つはずです。
外壁材との相性を確認しておく
外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法として、外壁材との相性を確認しておくと良いでしょう。
たとえば、モルタルは無機塗料との相性が悪い外壁です。
モルタル外壁は、雨などで濡れたり乾いたりを繰り返すと、ひび割れしやすくなります。
そのため、モルタル外壁に無機塗料を塗った状態でモルタル外壁が収縮すると、塗料の膜も一緒に動いてしまいひび割れしやすくなるのです。
ひび割れしにくい無機塗料を使う
外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法として、ひび割れしにくい無機塗料を使うと良いでしょう。
たとえば、弾力性の高い無機塗料などを使用するのがおすすめです。
高い弾力性を持つ無機塗料の例としては、日本ペイントのアプラウドシェラスターNEOなどがあります。
アプラウドシェラスターNEOは、高い耐候性や低汚染性、燃えにくいなどの特徴があります。
汚れが付着しても雨で洗い流せるため汚れにくく、美観を保てる上、柔軟性に優れておりひび割れしにくい点もポイントです。
下地処理を丁寧に行う
外壁塗装で無機塗料によるトラブルを防ぐ方法として、下地処理を丁寧に行うと良いでしょう。
前述のとおり、無機塗料は耐久性が高いため、前回塗装時の塗料の膜が残っていると新たな塗料が密着しにくくなってしまいます。
そのため、下地処理を丁寧に行い前回塗装時の塗料の膜をきちんと除去することで、新たに塗装する塗料が密着しやすくなるのです。
外壁塗装で無機塗料以外の塗料でも起こり得るトラブル
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本章では、外壁塗装で無機塗料以外の塗料でも起こり得るトラブルについて解説します。
外壁塗装では、塗装して数ヶ月〜数年で以下のようなトラブルが起きる場合があります。
・剥がれや膨れの発生
・色ムラが目立つようになる
上記のトラブルは施工不良が原因であることが多いです。
たとえば、塗料をしっかりと乾燥させていなかったり、下塗りが十分でなかったりすると、塗料が密着しにくいため、剥がれやすくなってしまいます。
上記のようなトラブルが起きた場合には、施工業者に相談し、塗装し直してもらうと良いでしょう。
外壁塗装で無機塗料の使用がおすすめなケース
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本章では、外壁塗装で無機塗料の使用がおすすめなケースについて解説します。
初期費用は高くても塗装を長持ちさせたい場合や、外壁が汚れやすい環境に立地している場合です。
それぞれについて、以下で詳しく説明します。
初期費用は高くても塗装を長持ちさせたい場合
初期費用は高くても塗装を長持ちさせたい場合、無機塗料の使用がおすすめです。
前述のとおり、無機塗料は単価の高い塗料です。
しかし、その分長持ちするので、最初にかかるコストが高くても再塗装する回数を減らしたい場合には、コストパフォーマンスも良く、おすすめと言えます。
外壁が汚れやすい環境に立地している場合
外壁が汚れやすい環境に立地している場合、無機塗料の使用がおすすめです。
たとえば、車通りが激しい場所や、工場が多い場所、日当たりが悪い場所など、汚れやすい環境に建物が立地している場合もあるでしょう。
無機塗料はホコリなどが付着しにくく親水性が高いことから、汚れが付着しても雨で流れやすい特徴があります。
また、カビやコケも発生しにくいため、汚れやすい環境下にある建物の塗装におすすめなのです。
外壁塗装で無機塗料を使う場合はトラブルを起こさないためにも優良業者に依頼しよう
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外壁塗装で無機塗料を使ったからといって、必ずトラブルが起きるわけではありません。
しかし、高額な請求をされたり、寿命より前にひび割れが発生したりというケースはゼロではありません。
上記のようなトラブルを防ぐために、事前に各塗料の相場を確認したり、ひび割れを起こしにくい無機塗料を使ったりする方法があります。
また、塗装のプロである業者に相談することも有効です。
とくに外壁材との相性や金額などを事前に細かく丁寧に教えてくれる業者に相談すると、トラブルを防ぎやすいでしょう。
外壁塗装で無機塗料を使う場合は、トラブルを起こさないためにも優良業者に依頼しましょう。