「久喜市で外壁塗装の際に使える助成金や補助金について詳しく知りたい」
「どのような塗装工事が助成金や補助金の対象になるか知りたい」
このような悩みをお持ちではありませんか?
久喜市には外壁塗装に関係した助成金や補助金がいくつかあり、活用できれば費用を抑えられます。
この記事では、久喜市にお住まいで外壁塗装を検討している方に、活用できる助成金や補助金をご紹介します。
具体的に解説するのは、以下の情報です。
・外壁塗装で使える助成制度
・申請方法や注意点
・工事費用を抑えるためのコツ
せっかくの助成金や補助金のもらい忘れを防ぐためには、事前の情報収集と手続きがとても重要になります。
この記事が、久喜市で助成金や補助金を活用する際の参考になれば幸いです。
もくじ
【久喜市】外壁塗装の助成金1:久喜市ゼロカーボン推進補助金

「久喜市ゼロカーボン推進補助金」は、地球温暖化防止を目的とした補助金の制度です。
外壁塗装をする際に、屋根もともに塗装を施工して、高遮熱塗装を行う場合が補助対象となります。
以下でくわしく説明していきます。
対象工事
対象となるのは、以下の機器を設置または購入する方です。
・太陽光発電システム
・太陽熱利用システム
・家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)
・自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
・潜熱回収型ガス給湯器およびハイブリッド給湯器(エコジョーズなど)
・定置型リチウムイオン蓄電池
・家庭用エネルギー管理システム(HEMS)
・電気自動車等充給電設備(V2H)
・屋根用高遮熱塗装
・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
・電気自動車またはプラグインハイブリッド車
外壁塗装の場合、一緒に屋根用高遮熱塗装を行うと対象になります。
対象者
補助対象となるのは、以下の条件をすべて満たす方です。
・自己の主たる用のために対象機器を設置または購入する個人の方
・令和7年3月11日(火曜日)時点で久喜市に住民票がある方
・前年度までの市税を滞納していない方(※申請者と生計をともにしている方を含む)
・過去に同じ機器の補助を受けていない方
あくまで「久喜市ゼロカーボン推進補助金」は、個人を対象とする制度です。
法人で設置や購入した場合は対象外となるため、注意しましょう。
受け取れる金額
屋根用高遮熱塗装を行った場合に受け取れる金額は、1平方メートルあたり400円です。
1,000円未満の申請額がある場合、切り捨てで計算されます。
また「久喜市ゼロカーボン推進補助金」で受け取れる金額は、最大2万円です。
募集期間
「久喜市ゼロカーボン推進補助金」の募集期間は、すでに終了しています。
ただし、2025年度も募集する可能性があるので、気になる場合は市に問い合わせてみてください。
注意点
補助金を受け取るには、定められた期間内に引渡しを完了させる必要があります。
引渡し期間が過ぎてしまうと、補助金を受け取れなくなるため要注意です。
また、「久喜市ゼロカーボン推進補助金」は、予算があらかじめ決まっています。
予算額を超えた申し込みがあった場合、受付期間終了後に抽選を行います。
補助金は必ず受け取れるとは限らない点は、あらかじめ知っておいてください。
先着順ではありませんが書類の不備にも対応できるよう、余裕をもって申し込むと良いでしょう。
▼補助金の詳細はこちら
久喜市ゼロカーボン推進補助金
【久喜市】外壁塗装の助成金2:住宅工事助成金

「住宅工事助成金」は、久喜市商工会員の住宅建設登録事業者を利用してリフォームを行った場合に受け取れます。
以下でくわしく説明していきます。
対象工事
対象となる工事は、以下のとおりです。
・建物の内外装工事
・玄関・居間などの間取り変更工事
・台所・浴室・トイレ等の水まわり工事
・電気工事
・塗装工事
・板金工事
・建具工事
・外構工事・車庫
・バリアフリー工事
・防犯工事
・耐震工事(耐震診断含む)
・省エネリフォーム工事
・防水防災工事
・その他、工業部会長が助成対象として認める工事
上記に該当していても、工事費用が25万円(税別)以上でないと利用できないため注意しましょう。
対象者
「住宅工事助成金」を受け取るには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
・申請者が居住している住宅の建設工事であること
・建設工事は久喜市商工会員の住宅建設登録事業者が行うこと
・建設工事金額が25万円(税別)以上であること
・交付決定を受けた後に着工し、令和6年12月31日までに工事を終了すること
利用を検討する際は、必ず久喜市商工会員の住宅建設登録事業者であることを確認してから依頼してください。
受け取れる金額
受け取れる金額は、久喜市内の加盟店で利用できる商品券3万円分です。
また、商品券の有効期限は6ヶ月です。
募集期間
「住宅工事助成金」の募集期間は2024年11月29日までであり、すでに終了しています。
2025年も募集する可能性はあるため、気になる場合は問い合わせるのをおすすめします。
注意点
「住宅工事助成金」はあくまで個人宅を助成するものであり、事業用物件は対象外です。
例えばマンションの場合、申請者本人が所有および居住している住宅部分のみ対象です。
店舗と併用している住宅であれば、個人住宅部分のみ対象となります。
▼助成金の詳細はこちら
住宅工事助成金
【久喜市】外壁塗装の助成金3:久喜市空き家利活用補助金

「久喜市空き家利活用補助金」とは、空き家を地域コミュニティ事業に活用する目的で工事をする際、費用を補助する制度です。
対象工事や受け取れる金額など、詳しく解説します。
対象の空き家
「久喜市空き家利活用補助金」は、以下の条件をすべて満たした空き家が対象です。
・久喜市内にある
・おおむね1年以上居住または使用されていない
・建築基準法の規定に違反していない
・昭和56年6月1日以後に建築される建築物に適用される耐震基準による耐震性が確保されているか、補助金により耐震改修工事を実施する予定である
・過去にこの補助金の交付を受けていない
・国また地方公共団体から同様の補助金を受け取っていない
また、対象となる空き家は、事務所や店舗なども含みます。
対象工事
対象となる工事は、以下のとおりです。
・屋根、外壁その他の外装の改修工事
・内壁、床、天井その他の内装の改修工事
・台所、浴室、洗面所、便所等の給排水の改修工事
・電気、ガス、空調、通信等の設備の改修工事
・増改築工事(補助対象空き家の全部建て替えるものを除く)
・耐震改修工事(耐震診断を含む)
・用途の変更に伴い法令上必要となる工事
空き家を地域コミュニティ事業に活用する場合、外壁や屋根塗装も補助金の対象です。
対象者
補助金を受け取るには、以下に挙げる条件をすべて満たす必要があります。
・市税を滞納していないこと
・補助対象工事を行うことについて、所有者等の同意を得ていること
・久喜市暴力団排除条例第2条第1号に規定する暴力団、第2号に規定する暴力団員、第3条第2項に規定する暴力団関係者ではないこと
・補助対象空き家で、地域コミュニティ事業を10年以上実施すること
上記の条件を満たしている場合でも、必ず交通住宅課に相談してから申請するようにしましょう。
受け取れる金額
受け取れる金額は、補助対象工事に必要な費用のうち、3分の2に相当する額です。
上限は50万円で、千円未満は切り捨てとなります。
募集期間
2024年度の募集期間は12月2日(月曜日)までとなっており、すでに受付は終了しています。
2025年度も実施する可能性はあるため、市のホームページや問い合わせで確認してください。
注意点
「久喜市空き家利活用補助金」を利用するためには、地域コミュニティ活性化に資する事業を10年以上実施する必要があります。
具体的に対象となる事業は、以下のとおりです。
・コミュニティカフェ
・こども食堂
・集会所
・各種教室
・ギャラリー
上記に該当しなくても対象になる場合もあるため、不明点があれば久喜市の交通住宅課に相談するのをおすすめします。
▼補助金の詳細はこちら
久喜市空き家利活用補助金
久喜市で他に利用できる助成金:生垣設置奨励金

「生垣設置奨励金」は、久喜市の緑化推進と災害防止を目的にもうけられた奨励金です。
外壁塗装だけでは対象にならず、生垣の設置リフォームも一緒に行った場合が対象です。
奨励金額は、かかった費用や設置する生垣の長さによって異なります。
例えば、生垣設置にかかる経費が1メートルあたり5,000円以上の場合、メートルごとに2,500円を受給できます。
より詳しく内容を知りたい方は、市のホームページや担当部署に確認してみましょう。
また、奨励金を申請する際は、生垣を設置する前に申請書を市へ提出しなければなりません。
▼詳細はこちら
生垣設置奨励金
外壁塗装の費用相場

外壁塗装の相場は、30坪の住宅で約60万円〜120万円、40坪の場合は約70万円〜130万円です。
あらかじめ費用相場を知っておくことで、支払う金額が適正なのか判断しやすくなります。
外壁塗装の費用は、さまざまな要因で変わりうるものです。
具体的に、費用が変動する要因は以下のような内容です。
・施工する業者
・使用する道具
・使用する塗料
・外壁の劣化具合
見積もりの際には、外壁の劣化具合を確認してもらうのをおすすめします。
塗装直前、または工事後に修繕のための追加費用が多くかかってしまうのを防ぐためです。
外壁塗装の費用は状況により変わってくるため、相場はあくまで参考程度に留めておきましょう。
久喜市で外壁塗装の際に費用を抑えるためのコツ

久喜市で外壁塗装にかかる費用をなるべく抑えるためのコツは、以下の通りです。
・自社施工の業者に依頼する
・塗料のグレードを下げる
・施工実績が豊富な業者に依頼する
外壁塗装をコスパ良く行うために役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
自社施工の業者に塗装工事を依頼する
費用を抑えつつ塗装のクオリティを落としたくない方は、自社施工の業者に依頼するのをおすすめします。
自社施工とは、会社に職人が在籍していて、依頼された工事をすべて自社で行うことです。
工事を下請けや外注の職人に依頼する業者と異なり、自社施工では中間マージンがかかりません。
中間マージンが必要ないぶん、リーズナブルな価格設定になっています。
価格だけではなく、自社施工だと職人とのやりとりもスムーズにできるメリットもあります。
自社施工の業者だと中間マージンがかからないため、お得に、さらに品質の高い塗装工事が行えるのです。
塗料のグレードを下げる
使用する塗装のグレードを下げると、そのぶん外壁塗装にかかる費用も抑えられます。
外壁塗装の塗料の単価は、シリコン塗料で1平方メートルあたりおおよそ1,800円〜3,500円、フッ素塗料はおおよそ3,000〜5,000円です。
また、より性能の高い無機塗料ではおおよそ3,500円〜6,000円です。
お住まいに合った適正なグレードの塗料を選べば、費用を抑えつつ塗装の効果を得られます。
ただし、塗料を選ぶときは、グレードを下げることによるデメリットも知っておきましょう。
グレードを下げると耐用年数が短くなり、期待できる効果も少ない傾向にあります。
住宅や外壁に合った、無理のない価格帯の塗料を選びましょう。
施工実績が豊富な業者に依頼する
工事で想定外の出費を避けるためには、施工実績が豊富な業者に依頼することがなにより大切です。
リフォーム関連のトラブルや詐欺は多数報告されており、価格の安さに安易に飛びつくのは危険といえます。
悪質な業者に当たってしまうと、追加の修繕費用や施工ミスでかえって費用が高くなるケースが少なくありません。
技術力の高い優良業者に依頼することで、高品質な施工を適正価格で受けられます。
優良な業者を選ぶ際には、以下のポイントを意識してみましょう。
・地元での施工実績が豊富
・見積書の内容が詳しい
・対応が親切
・現地調査が丁寧
・アフターケアや保証が充実
施工実績が豊富な業者なら、工事の失敗を防ぎやすく、大切なお住まいを安心して任せられます。
久喜市の外壁塗装で助成金を申請する際の注意点

久喜市で外壁塗装の際に助成金を申請するときは以下のような点に注意しておきましょう。
・工事を行う前に申請をする
・期限までに工事を終わらせる
・早めに申請を行う
せっかく助成金の対象であっても、上記の内容を把握していないと申請できなかったり、受給できなかったりする場合があります。
以下にてそれぞれの内容を詳しく解説していきます。
工事を行う前に申請をする
助成金を申請する場合は、工事を行う前に申請を済ませる必要があります。
工事が終わった後に申請しても、受給の対象外になってしまうので注意しておきましょう。
また、助成金によっては施工する業者にも条件を設けている場合があります。
外壁塗装を行う際には、助成金の申請忘れに注意が必要です。
指定の期限までに工事を終わらせられるようにする
助成制度によっては、工事完了日が指定されている場合があります。
期限までに工事が終わらないと、助成金が受給されない可能性があるので注意しておきましょう。
指定日までに工事が完了できるように、余裕をもって早めに塗装計画を立てるのをおすすめします。
早めに申請を行う
助成金や補助金には予算額が決まっている場合が多々あるため、早めに申請を行うようにしましょう。
予算額に達すると、期限内でも受付が締め切られたり、抽選になったりするためです。
準備を早めに行っておくと、焦らずに申請を行えます。
外壁塗装の助成金や補助金の申請は、なるべく早めに行えるように準備しておきましょう。
久喜市で外壁塗装をする際は助成金や補助金を使ってお得に工事しよう

久喜市で外壁塗装を行うなら、助成金や補助金を活用するのがおすすめです。
助成金や補助金を受給するにはさまざまな条件や手続きがあるので、よく調べてから申請するようにしましょう。
また、外壁塗装の費用を抑えながら高品質な施工にするためには、業者選びもとても大切なポイントになります。
今回ご紹介したポイントを押さえつつ、優良な業者に外壁塗装を依頼するようにしましょう。