「外壁塗装で養生は必要?」
「外壁塗装時にどこを養生すればいいの?」
「外壁塗装の養生にかかる費用はいくら?」
このような疑問はありませんか?
外壁塗装する場合、塗装する箇所以外は養生が必要です。
外壁塗装を美しく仕上げるためにも、養生は欠かせない作業です。
今回は以下の内容を解説しています。
・外壁塗装で養生が必要な理由
・外壁塗装の養生作業に必要な道具
・外壁塗装で養生が必要な箇所
・外壁塗装の養生作業にかかる費用目安
・外壁塗装の養生前に業者に伝えておくべきこと
本記事を読み終えれば、外壁塗装におけるトラブル防止や、適切な業者選びに役立ちます。
外壁塗装の養生について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
外壁塗装で養生を行う理由
外壁塗装で養生を行う理由は、以下の3つです。
・塗料が周囲に飛び散るのを防ぐため
・塗装の必要がない箇所を保護するため
・綺麗な仕上がりにするため
外壁塗装において、養生は欠かせません。
塗料が周囲に飛び散るのを防ぐため
塗装作業では、吹き付けたりローラーで塗ったりする際に、細かい塗料が周囲に飛散します。
飛散した塗料が近隣の住宅や道路、車などにかかって汚さないためにも、養生が重要です。
塗装の必要がない箇所を保護するため
外壁塗装しない箇所を保護するために、養生する必要があります。
塗料がつくと、簡単には落とせません。
外壁が綺麗になってもドアや窓、郵便ポストやインターホンなどを塗料で汚してしまっては、美観を損ないかねません。
細かい部分まで養生することにより、汚れやトラブルを未然に防げます。
綺麗な仕上がりにするため
外壁塗装を綺麗な仕上がりにするためにも、養生は欠かせません。
たとえば、別々の色を使う境目の箇所にテープを貼ってから塗装することで、境目のラインがまっすぐ綺麗な仕上がりになります。
美しさを追求する上で、外壁塗装における適切な養生は欠かせない作業工程と言えます。
外壁塗装の養生作業で使用する道具
外壁塗装の養生作業で使用する道具を、8つ紹介します。
・養生用ポリシート
・マスキングテープ
・テーププライマー
・マスカー
・ノンスリップマスカー
・各種カバー
・ブルーシート
・飛散防止ネット
それぞれの役割を紹介します。
養生用ポリシート
養生用ポリシートとは、厚手のポリエチレンシートで作られた養生材のことです。
主に、以下のような目的で使われます。
・窓ガラスや開口部の覆い
・植栽や作業場周辺の地面の覆い
・塗装ムラを防ぐための仕切り
・室内からの養生
一般的に、マスキングテープと一緒に使われることが多いです。
マスキングテープ
マスキングテープとは、外壁塗装時に塗料が不要な部分に付着するのを防ぐために使うテープのことです。
また、養生ポリシートを貼る際にも使われます。
文房具用とは違ってしっかりと貼り付けられる一方で、はがす際には塗装面や下地を傷めない適度な粘着力機能があります。
テーププライマー
テーププライマーとは、マスキングテープを貼りつけやすくするための塗料のことです。
マスキングテープが貼りつけにくいコンクリートや、凹凸のあるレンガなどの外壁塗装において、よく使われます。
マスカー
マスカーとはマスキングテープと養生用ポリシートが一体になった、養生資材のことです。
マスカーなら、塗料の飛び散りから保護したい箇所にテープを貼りつけるだけで広範囲を養生できるため、作業効率がアップします。
ノンスリップマスカー
ノンスリップマスカーとは、ノンスリップ加工が施されているマスカーのことです。
マスカーに使われているシートはツルツルとしており、滑りやすくなっています。
一方、ノンスリップマスカーは上を歩いても滑りにくく、破れにくい素材でできています。
各種カバー
外壁塗装の養生には、各種カバーも使用します。
たとえばエアコンの室外機には、室外機用のカバーを使います。
メッシュ状のカバーなら、養生しながらエアコンの使用が可能です。
ほかにも、車にはカーカバーが使われます。
ブルーシート
外壁塗装の養生において、ブルーシートも使われます。
主な使用場所は、玄関やベランダ、通路などです。
養生シートと比べて厚みがあり、重量のある塗料缶や工具などを乗せて、床面を保護する役割があります。
また、塗料の飛散防止に使われることもあります。
飛散防止ネット
飛散防止ネットとは、建物の周囲に塗料が飛び散らないようにかけられる、保護ネットのことです。
落下物や塗料、高圧洗浄による水しぶきなどの飛散物から、周囲の人々や近隣の建物などを守るために使われます。
また、作業員の落下を防止する役割も果たしています。
外壁塗装する際に養生が必要な箇所
外壁塗装する際に、養生が必要な箇所を紹介します。
・玄関周り
・ベランダ
・窓やドア
・室外機や給湯器
・付帯部や小物
・車
・花壇や植物
・建物全体
・通路や用具周り
このように、外壁塗装では多くの箇所の養生が必要です。
玄関周り
玄関周りの養生では、マスキングテープ・養生用ポリシート、またはマスカーが使われます。
玄関ドアが開閉できるように、養生する必要があります。
ベランダ
ベランダの養生では、ブルーシートやマスキングテープ・養生用ポリシート、またはマスカーが使われます。
排水口からの雨水排出を妨げないよう、注意して養生する必要があります。
窓やドア
窓やドアではマスキングテープ・養生用ポリシート、またはマスカーが使われます。
基本的に養生している間は、窓があけられません。
室外機や給湯器
室外機や給湯器の養生では、以下の道具が使われます。
・マスキングテープ
・養生シート
・マスカー
・エアコン室外機のカバー
室外機や給湯器は使用すると熱を出すため、養生する際には通気性を確保する必要があります。
付帯部や小物
郵便受けや表札などの付帯部や小物の養生では、マスキングテープ・養生用ポリシート、またはマスカーが使われます。
とくに、郵便受けでは、投函部分が開閉できるように養生します。
車
車の養生では、カーカバーが使われます。
カーカバーの種類にはビニールタイプと不織布タイプがあります。
一般的には、車に細かい傷がつきにくい不織布タイプを使うことが多いです。
花壇や植物
花壇や植物の養生では、マスキングテープや養生用ポリシート、飛散防止シートが使われます。
外壁塗装の期間中はずっと養生しているため、生育が心配な方は、安全な場所に移動すると良いでしょう
建物全体
建物全体の養生では、飛散防止ネットを使います。
強風や豪雨などの予期せぬ天候に備え、ネットがしっかり固定されているかを定期的に確認する必要があります。
通路や用具周り
通路や用具周りの養生では、ブルーシートを使用します。
雨が降った際に足を滑らせないよう、しっかりとテープで止めておく必要があります。
外壁塗装で養生にかかる費用相場
飛散防止ネットの設置では、100円~200円/平方メートルが相場です。
業者によっては、足場費用に含まれることもあります。
養生では250円~500円/平方メートルが相場です。
ただし、上記の費用はあくまでも目安です。
正確な金額は見積もりを取って確認してください。
外壁塗装の養生前に業者に伝えておくべきこと
外壁塗装の養生前に、業者へ伝えておくべきことを3つ紹介します。
・窓の開閉について
・エアコンや換気扇の使用について
・植物や花壇の養生期間について
満足できる仕上がりのためにも、事前にしっかりと伝えましょう。
窓の開閉について
外壁塗装では窓を養生するため、期間中は基本的に開閉できなくなります。
しかし、季節や生活環境によっては、換気したい場合もあるかもしれません。
作業後に毎回取り外してくれる業者もいるので、換気したい場合は、事前に希望を伝えてみましょう。
エアコンや換気扇の使用について
養生する箇所は、エアコン室外機や換気扇口も対象となります。
しかし、夏場や冬場はエアコンを使う家庭も多いはずです。
メッシュ素材のカバーで養生すれば、エアコンや換気扇を使用できるので、事前に業者へ伝えておきましょう。
植物や花壇の養生期間について
植物を長期間養生すると、枯れてしまう恐れがあります。
日光が遮られ、酸素が足りなくなるなど、植物にとって過酷な環境が続いてしまいます。
そのため、養生する期間はできるだけ短くしてもらうよう、依頼すると良いでしょう。
外壁塗装は養生の必要性を理解しているかつ丁寧に作業してくれる業者に依頼しよう
外壁塗装において、養生は欠かせない作業です。
養生の必要性を理解しており、きめ細かく丁寧に作業してくれる業者に依頼しましょう。
「やまもとくん」では工事内容を確認し、養生をしっかりと行ってから外壁塗装作業に入ります。
また、工事中も都度、お客様に進捗状況をご報告いたします。
外壁塗装をお考えなら、ぜひ「やまもとくん」までお気軽にお問い合わせください。