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「外壁塗装で使うローラーの種類ってどんなのがあるの?」
「外壁塗装で使うローラーの各種類の特徴って?」
自身で外壁塗装しようと検討している方の中には、上記のような疑問を持っている方もいるでしょう。
この記事では、外壁塗装でよく使われているローラーの種類を紹介しています。
具体的には、以下の内容を解説していきます。

・【素材別】外壁塗装で使うローラーの種類
・【用途別】外壁塗装で使うローラーの種類
・【毛の長さ別】外壁塗装で使うローラーの種類
・【大きさ別】外壁塗装で使うローラーの種類

この記事を読めば、実際に外壁塗装で使われているローラーの主な種類やそれぞれの特徴が分かるため、ご自宅の外壁塗装に適したローラーを選びやすくなるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてください。

【素材別】外壁塗装で使うローラーの種類

まずは素材別で、外壁塗装で使うローラーの種類を紹介していきます。

・ウールローラー
・ナイロン繊維ローラー
・アクリル繊維ローラー
・マイクロファイバーローラー
・マルチフィラメントローラー

以下で1つずつ見ていきましょう。

ウールローラー

外壁塗装で使うローラーの種類の1つに、ウールローラーがあります。
ウールローラーは表面が羊毛のような繊維でできており、建物を塗装する際によく使われています。
均一に塗装できるため、高い技術を持っていなくても綺麗に仕上げられる点がポイントです。
また平らな外壁材だけでなく凹凸のある外壁材でも、模様を潰さずに塗装できる点もメリットでしょう。

ナイロン繊維ローラー

ナイロン繊維ローラーも、外壁塗装で使うローラーの1つです。
ナイロン繊維は合成繊維の中でもっとも強く、価格自体も安いといったメリットがあります。
また塗料の含みが良い反面、ローラー内に塗料が残りにくいため、塗料をムダにすることもありません。
ただし塗装面にピンホールと呼ばれる小さな穴が発生しやすいほか、塗装時に塗料が飛び散りやすいといったデメリットもあります。
酸に弱く、使える塗料が限られている点も注意が必要でしょう。
主に粘度の高い塗料を使用する際に向いています。

アクリル繊維ローラー

外壁塗装で使うローラーの種類の1つに、アクリル繊維ローラーがあります。
耐久性に優れているだけでなく、酸やアルカリ性にも強いため、さまざまな塗料に対応可能です。
とくに水性塗料や、粘度の低い塗料を使用する際におすすめのローラーです。
軽くて柔らかいほか、塗料の含みや吐き出しにも優れており、扱いやすい点もメリットと言えます。
広い面積を塗装する際に適しているローラーです。
ただし塗装時は、塗料が周囲に飛び散りやすいので注意してください。

マイクロファイバーローラー

マイクロファイバーローラーも、外壁塗装で使うローラーの1つです。
毛の1本1本がとても細いため、他のローラーに比べて周囲へ塗料が飛び散りにくいといった特徴があります。
塗料の含みが良いほか気泡もできにくく、使い勝手の良さや仕上がりの綺麗さから、多くの塗装現場で使われています。
とくに室内や外壁、鉄部、木部を仕上げる際に適しているでしょう。
ただしシンナーを含んだ塗料を使用する際は、毛が抜けてしまうこともあるので、とくに強溶剤型塗料を使う際は注意してください。

マルチフィラメントローラー

マルチフィラメントローラーも、外壁塗装で使うローラーの1つです。
超長繊維を束ねて作られたローラーで、毛が抜けにくいといった特徴があります。
周囲に塗料が飛散しにくいほか、塗装面に気泡が発生しにくく、綺麗な仕上がりが期待できます。
マイクロファイバーローラーと同じく、室内や外壁、鉄部、木部を仕上げる際におすすめです。

【用途別】外壁塗装で使うローラーの種類

ここでは用途別で、外壁塗装で使うローラーの種類を紹介します。

・ゆず肌仕上げにしたい場合:マスチックローラー
・模様を付けたい場合:マスチックローラー
・吹き付け仕上げやスタッコ仕上げの場合:ヘッドカットローラー

以下で1つずつ見ていきましょう。

マスチックローラー

マスチックローラーはスポンジ状のローラーです。
網目状になっており、外壁をゆず肌仕上げにしたい際に使われます。
ゆず肌仕上げとは、果物のゆずの皮のように、凸凹とした模様を付ける仕上げ方法です。
凸凹の大きさはさまざまで、極小の凸凹から大きな凸凹まで作れます。
マスチックローラーは液体状の塗料は使えず、モルタルをはじめとした粘度の高い塗料を使う際に適しています。

パターンローラー

パターンローラーは、外壁に模様を付けたい際に使われるローラーです。
外壁に塗料を塗るだけでなく、意匠性やデザイン性を出したいといった場合に使われます。
漆喰をはじめとした外壁材に用いられることが多いです。
たとえば雲や波をイメージした模様などを、付けられます。

ヘッドカットローラー

ヘッドカットローラーは、吹き付け仕上げやスタッコ仕上げの際に使われるローラーです。
塗装後に塗装面の凸凹を押さえて滑らかにすることで、仕上がりに変化を与えられます。
柔らかなあたりで自然な仕上がり効果のあるセミソフトタイプや、硬いプラスチック製の完全密着構造タイプなど、さまざまな種類があります。

【毛の長さ別】外壁塗装で使うローラーの種類

外壁塗装で使われるローラーの種類は、以下のように、ローラーの毛の長さによっても区別可能です。

・短毛タイプのローラー
・長毛タイプのローラー
・中毛タイプのローラー

それぞれ特徴が異なるため、塗装箇所に合わせて使い分けると良いでしょう。
以下で1つずつ解説していきます。

短毛タイプのローラー

外壁塗装で使うローラーの種類の1つに、短毛タイプのローラーがあります。
毛の長さはおおよそ4ミリ~8ミリです。
毛が短く塗料をあまり含まないため、塗装する際にローラーが重くなく、扱いやすいのがメリットです。
またローラーから塗料が垂れてしまったり、周りに飛び散ったりする心配もほとんどありません。
毛が短いため、狭い場所や入り組んだ場所も塗りやすいほか、毛の跡が残りにくいため、比較的綺麗に仕上げることが可能です。
短毛タイプのローラーを使えば、滑らかで均一な仕上がりが期待できるでしょう。

長毛タイプのローラー

外壁塗装で使うローラーの種類の1つに、長毛タイプのローラーがあります。
毛の長さは、だいたい20ミリ~30ミリです。
毛が長いため塗料をよく含み、広い面積を塗装する際に使われます。
また平面だけでなく凹凸の多い外壁でも、塗料を含んだ毛が隅々まで届きやすいため、塗り残しなく仕上げられます。
凹凸のあるサイディングや吹き付けスタッコ仕上げをする場合に、とくに効率よく塗装できるでしょう。
ただし毛が長いということは、塗料をよく吸ってしまうということです。
そのためローラーが重くなりやすく塗装時に腕が疲れやすいほか、塗料がローラーの中に残ってしまいやすいです。
塗装時に塗料が周りに飛び散りやすい点にも、気を付ける必要があります。

中毛タイプのローラー

外壁塗装で使うローラーの種類の1つに、中毛タイプのローラーがあります。
毛の長さは、だいたい11~15ミリです。
毛の長さが程良いため、外壁塗装だけでなく室内の天井や床を塗装する際にもよく使われています。
短毛タイプのローラーと長毛タイプのローラーを含めた3つのタイプの中で、最も凡用性が高いと言えます。

【大きさ別】外壁塗装で使うローラーの種類

外壁塗装で使われるローラーの種類は、以下のように、大きさによっても種類を区別できます。

・スモールローラー
・ミドルローラー
・レギュラーローラー

それぞれ適している塗装条件が異なるので、ぜひ参考にしてください。

スモールローラー

外壁塗装で使うローラーの内径が約14ミリ~16.5ミリのタイプを、スモールローラーと言います。
小型のため、入り組んだ場所や面積が狭い箇所を塗装する際に使われます。
たとえば窓や玄関ドアの周辺を塗装する際に使うと便利でしょう。

ミドルローラー

外壁塗装で使うローラーの内径が約23ミリ~27ミリのタイプを、ミドルローラーと言います。
面積が小さい場所だけでなく広い場所にも使える万能型のサイズですが、最近はあまり使われていません。

レギュラーローラー

外壁塗装で使うローラーの内径が約38ミリのタイプを、レギュラーローラーと言います。
主に広い面積の塗装工事や個人がDIYをする際に使われていますが、ミドルローラーと同じく、現在はあまりメジャーではありません。

外壁塗装で使うローラーは用途や使用箇所に適したローラーを選ぼう

外壁塗装で使うローラーはさまざまな種類に分けられます。
たとえば素材や用途によってそれぞれ種類がいくつもあるほか、毛の長さやローラーの大きさによっても区別が可能です。
この記事で紹介した通り、ローラーは数多くあり、それぞれメリットやデメリット、特徴は異なります。
そのためどんな外壁材を塗装したいのかやどんな塗料を使用するのか、どの箇所を塗装したいのか、どんな仕上げにしたいのかなど自身の希望に合わせて選ぶ必要があります。
ぜひ本記事で紹介した各ローラーの種類の特徴を参考にして、選んでみてください。

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