「外壁塗装の色の選び方や人気色が知りたい」
「外壁塗装の色決めで失敗したくない」
このように考える人は多いでしょう。
本記事では、外壁塗装の色選びで失敗しないための4つのポイントを紹介します。
そのほか、以下についても解説します。
・【人気な色合い別】外壁塗装の色選び事例8つ
・【イメージ別】外壁塗装でおすすめな色の組み合わせと事例
・外壁塗装の色選びの手順
この記事を通して外壁塗装の色選びのコツを知っておくことで、後悔しない色選びができるでしょう。
もくじ
【人気な色合い別】外壁塗装の色選び事例8つ
本章では、外壁塗装の色選びの事例8つを以下の人気色別に紹介します。
・ホワイト
・グレー
・ブラウン
・ネイビー
・イエロー
・ベージュ
・グリーン
・ブルー
それぞれの色を使用することで、どのような印象の外観になるか参考にしてください。
ホワイト
ホワイトは、明るく開放感のあるカラーです。
温かみのあるホワイトをベースに、はっきりとしたホワイトをアクセント使いすることで、清潔感があり柔らかい印象の外観となっています。
グレー
グレーは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
汚れや経年劣化も目立ちにくい上、周囲とも馴染みやすいことから人気の高い色です。
グレーをメインに使用することで、おしゃれで上品な雰囲気になっています。
ブラウン
ブラウンも、万人受けしやすい人気色です。
濃いブラウンや明るいブラウンなど、同じブラウン系でも様々な種類があります。
ブラウンをベースに上下で分けたツートンカラーもおしゃれです。
1階部分に濃いブラウンを持ってくることで、スタイリッシュな印象になります。
ネイビー
ネイビーは、クールで爽やかな印象を与える人気色です。
同系色を組み合わせることで、統一感が生まれます。
落ち着きのある色ながらも、おしゃれ感を出せるところが魅力です。
イエロー
爽やかなイエローの外壁は、明るい印象を与えます。
しかし、色味によっては近隣の住宅の中で目立ちやすくなってしまいます。
落ち着いたトーンのイエローを選べば、近隣住宅からも浮きにくくなるでしょう。
ベージュ
落ち着いた印象を与えるベージュも、外壁塗装の人気色です。
近隣住宅からも浮きにくく、和風、洋風問わずどのようなテイストの住宅にもマッチします。
ベージュは膨張色のため、家を大きく見せる効果もあります。
グリーン
自然を連想させるグリーンは、ナチュラルな印象を与えます。
欧米風の家の外壁に、落ち着いた色合いのグリーンが馴染んでおしゃれな外観です。
ブルー
ブルーの外壁は、おしゃれで華やかな印象です。
明るすぎないブルーの外壁塗装は、高級感も感じられます。
落ち着いた色味のブルーを選べば近隣住宅からも浮きにくく、個性も出せるでしょう。
【イメージ別】外壁塗装でおすすめな色の組み合わせと事例
本章では、外壁塗装でおすすめな色の組み合わせや事例を、以下の4つのイメージ別に紹介します。
・ナチュラルなイメージ
・高級感のあるイメージ
・洗練されたイメージ
・温かなイメージ
希望するイメージによって、おすすめする色の組み合わせは異なります。
ぜひ参考にしてください。
ナチュラルなイメージにしたい場合
ナチュラルなイメージにしたい場合には、淡い色同士を組み合わせるのがおすすめです。
淡い色同士を合わせると柔らかく優しい印象の家になります。
たとえば、アイボリーとベージュや、ライトイエローとライトブラウンなどの組み合わせは、ナチュラルでありながらもおしゃれな印象です。
高級感のあるイメージにしたい場合
高級感のあるイメージにしたい場合には、濃い色と渋い色の組み合わせがおすすめです。
濃い色と渋い色を合わせると、落ち着きや重厚感のある印象が生まれます。
たとえば、ダークブラウンとボルドー、ダークブラウンとネイビーなどの組み合わせはセンス良くまとまるでしょう。
洗練されたイメージにしたい場合
洗練されたイメージにしたい場合には、淡い色と濃い色の組み合わせがおすすめです。
たとえば、ホワイトとブラック、アイボリーと濃いグレーなどの組み合わせがあります。
淡い色と濃い色を合わせると、メリハリが生まれるだけでなく、すっきりとした印象になるでしょう。
温かなイメージにしたい場合
温かなイメージにしたい場合には、明るい色と鮮やかな色の組み合わせがおすすめです。
明るい色と鮮やかな色を一緒に使用すると、華やかで明るい印象になります。
たとえば、ホワイトとイエロー、ライトベージュとオレンジなどの組み合わせは明るい印象を与え、温かなイメージを生みます。
外壁塗装の色選びの手順
本章では、外壁塗装の色選びの手順を5つのステップに分けて紹介します。
・近隣住宅の色合いを確認しておく
・どんなスタイルの外観にしたいかまず決める
・色見本帳や塗り板で必ず確認する
・業者にカラーシミュレーションを依頼する
・試し塗りしてみる
それぞれの内容について、詳しく解説します。
近隣住宅の色合いを確認しておく
外壁塗装の色選びの際は、事前に近隣住宅の色合いを確認しておきましょう。
そうすることで、自分の家だけが悪目立ちするのを避けやすくなります。
また、地域によって、外壁の色味や彩度が定められているケースもあります。
お住まいの地域の景観ガイドラインも事前に確認しておくと良いでしょう。
どんなスタイルの外観にしたいかまず決める
どんなスタイルの外観にしたいかをまずは決定しましょう。
そうすることで、現在の色合いよりも明るくするのか、暗くするのかなどの判断がしやすくなります。
たとえば「落ち着いたイメージの外観」や「都会的な雰囲気のある外観」など、希望のスタイルを決めておくと良いでしょう。
色見本帳や塗り板で必ず確認する
色を選んだら、色見本帳や塗り板で必ず確認しましょう。
パソコンやスマートフォンの画面上で見る色味と、実際に色見本や塗り板で見る色味は若干異なるためです。
色の確認は室内だけでなく、太陽光に照らして見ると実際の仕上がりがイメージしやすくなります。
朝昼晩の時間帯によっても色の見え方は異なるため、それぞれの時間帯に確認するのがおすすめです。
業者にカラーシミュレーションを依頼する
次に、業者にカラーシミュレーションを依頼しましょう。
カラーシミュレーションでは、選択した色を自宅全体に使用すると、どのような見え方になるかを確認できます。
自宅の写真をパソコンにダウンロードし、外壁の色を変えてシミュレーションすることで、仕上がりに近い雰囲気の確認ができます。
また、他に気になる色同士を比べてみることも可能です。
試し塗りしてみる
最後に、選んだ色を自宅に試し塗りしてみましょう。
自宅の外壁に使用している外壁材などによって、色味が変わるケースがあるためです。
また、塗料が艶ありか、艶なしかによっても色の印象は変わります。
艶あり塗料での塗装を検討している場合は、艶あり塗料で試し塗りをしてもらうと良いでしょう。
外壁塗装の色選びで失敗しない4つのポイント
本章では、外壁塗装の色選びで失敗しないポイントを4つ紹介します。
・使う色は3つまでに絞る
・ドアや屋根、サッシの色の調和も考慮する
・色褪せや汚れが目立つ色は避ける
・色分けをする場合はバランスも考慮する
それぞれについて、詳しく解説します。
使う色は3つまでに絞る
外壁塗装の色選びで失敗を避けるには、使う色を3つまでに絞ると良いでしょう。
多くの色を使用すると、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
また、近隣住居から浮きやすくなったり、調和しなくなったりする可能性も生じます。
同系色の2色でまとめたり、ベースカラーに引き締め効果のあるアクセントカラーを1〜2色使ったりするのがおすすめです。
ドアや屋根、サッシの色の調和も考慮する
外壁塗装の色を決める時には、ドアや屋根、サッシの色も考慮することが大切です。
他の箇所に使っている色を考慮せず外壁塗装の色を決めてしまうと、全体で見たときのバランスが悪くなってしまう場合があります。
外壁塗装の色選びで後悔しないために、ドアや屋根、サッシの色との調和もぜひ考えておきたいポイントです。
色褪せや汚れが目立つ色は避ける
外壁塗装の色選びでは、色褪せや汚れが目立つ色は避けましょう。
色褪せが目立つ色には、赤や緑、黄色などの鮮やかな色があります。
また、汚れが目立つ色には白や黒が挙げられます。
塗り直した塗装を長持ちさせるためにも、色選びの段階から気を付けておくことがポイントです。
色分けをする場合はバランスも考慮する
外壁の色分けをする場合は、バランスを考慮することも大切です。
バランスを考えずに塗装を施すと、外観がうるさい印象になってしまう恐れがあります。
たとえば、1階と2階で異なる色を使う場合には、寒色同士や暖色同士などの同系色でまとめると良いでしょう。
また、ベランダの出っ張り部分のみに異なる色を使用するケースもあります。
その場合には、他の部分に淡い色や薄い色を使用し、出っ張り部分に鮮やかな色を入れることで引き締めると、バランスが良くなるでしょう。
外壁塗装の色は失敗しないポイントを意識して選ぼう
外壁塗装の色選びは、誰しも失敗したくないものです。
住宅の外壁は頻繁に塗り変えるものではないからこそ、色選びの判断には気を遣います。
それぞれの色が持つ特徴や与える印象を理解しておくことや、実際にカラーシミュレーション・試し塗りなどをしてみることは大切です。
本記事を通して外壁塗装の色選びの手順や、失敗しないためのポイントを知っておくことで、住宅にピッタリな色を選べるでしょう。
住宅の外壁塗装の色選びに悩んだら、本記事で紹介した4つのポイントをぜひ参考にしてください。