「外壁塗装の色見本って絶対に使うべき?」
「外壁塗装の色見本にはどんなものがあるの?」
「外壁塗装の色見本の使い方が知りたい」
このように、外壁塗装の色見本について詳しく知りたい方は多いでしょう。
この記事では、外壁塗装の色見本に関する以下の内容をお伝えします。
・外壁塗装の色選びに色見本が欠かせない理由
・【色見本の種類①】塗料メーカーの色見本帳
・【色見本の種類②】日本塗料工業会の色見本帳
・【色見本の種類③】塗料メーカーや塗装業者の色見本版
・【3STEP】色見本やサンプルを使った外壁塗装の色の選び方
・外壁塗装で色見本を使う際に気を付けたいこと
この記事を読めば、外壁塗装での色見本の必要性や使用時の注意点などが分かり、色見本を使って、住宅にベストな外壁の色を見つけられるようになるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてください。
もくじ
外壁塗装の色選びに色見本が欠かせない理由
本章では、外壁塗装の色選びに色見本が欠かせない理由について解説します。
外壁塗装での色選びは重要なので、悩んだり慎重になったりするものでしょう。
上記のような時は、色見本を使用しましょう。
色見本を使用すれば、複数の色味の比較も簡単に行えて、希望しているイメージと実際の仕上がりのギャップを減らしやすくなります。
以下でさらに詳しく説明します。
イメージと仕上がりのギャップを減らせる
外壁塗装の色選びに色見本が欠かせない理由は、イメージと仕上がりのギャップを減らせるからです。
色選びの際は、パソコンやスマートフォンの画面上で色を確認する場合が多いですが、画面上で表現できる色は残念ながら限られています。
そのため、画面上で見る色味と実際の色味は異なります。
外壁塗装の仕上がり後に、イメージしていた色とのギャップが生じ「思っていた色と違った」という後悔を防ぐためにも、色見本の使用は欠かせないと言えるでしょう。
複数の色味を比較できる
外壁塗装の色選びに色見本が欠かせない理由は、複数の色味を比較できるからです。
たとえば、緑色の中にも濃い緑や淡い緑、明るい緑、自然に溶け込むような緑など、さまざまな種類があります。
似たような色を比較したい場合、色見本なら自分の希望色に近い色味を並べて比べられます。
色見本を使って色同士を比較してみることで、自分の希望するイメージに合った色味を選びやすくなるでしょう。
【色見本の種類①】塗料メーカーの色見本帳
本章では、塗料メーカーの色見本帳について説明します。
塗料メーカーの色見本帳とは、塗料メーカーが塗料ごとに発行しているもので、パンフレットと一体となっているものもあります。
塗料メーカーの色見本帳の入手方法や、塗料メーカーの色見本帳を使うのが向いているケース、注意点などについて、以下で詳しくお伝えします。
入手方法
塗料メーカーの色見本帳を入手するには、塗料メーカーへ直接問い合わせたり、業者に依頼したりすると良いでしょう。
塗料メーカーの色見本帳を使うのが向いているケース
塗料メーカーの色見本帳を使うのが向いているケースは、使用する塗料が決まっている場合です。
まだ色決めを始めたばかりの段階で、大まかな色について調べたい場合にも向いています。
塗料メーカーの色見本帳ではさまざまな色を見比べられるため、参考にしやすいでしょう。
注意点
塗料メーカーの色見本帳を使用する際の注意点は、塗料によって色の種類が限られている場合があることです。
また、パンフレットと一体化している色見本の場合は、印刷したものとなるため、実際の塗料との色合いの誤差が生じやすい点も注意しておきましょう。
【色見本の種類②】日本塗料工業会の色見本帳
本章では、日本塗料工業会の色見本帳について説明します。
日本塗料工業会の色見本帳は、日本共通の色番号が記載されており、塗装業者や塗料メーカーなどで共通して扱われています。
塗料メーカーのカタログなどには載っていない色も、掲載されている点がポイントです。
入手方法
日本塗料工業会の色見本帳は、業者に依頼をしたり、日本塗装工業会のサイトで購入したりして手に入れられます。
日本塗料工業会の色見本帳を使うのが向いているケース
日本塗料工業会の色見本帳を使うのが向いているケースは、こだわりを持って色選びをしている場合です。
珍しい色も掲載されているため、楽しく色選びができるでしょう。
また、塗料メーカーのカタログには希望の色が掲載されていなかった場合に、こちらを使用するのもおすすめです。
注意点
日本塗料工業会の色見本帳を使用する際の注意点は、様々な色が掲載されているため、外壁塗装には向かない色や、色あせを起こしやすい色などが含まれる点です。
また、塗料によっては、日本塗料工業会の色見本帳に載っていない色もあります。
【色見本の種類③】塗料メーカーや塗装業者の色見本板(サンプル)
本章では、塗料メーカーや塗装業者の色見本板(サンプル)について説明します。
塗料メーカーや塗装業者の色見本板(サンプル)は、実際に使用する塗料を板に塗装したものです。
A4以上の大きなサイズで色の確認ができる点がポイントです。
入手方法
塗料メーカーや塗装業者の色見本板(サンプル)の入手方法として、塗装業者を通じてメーカーに依頼する方法があります。
色見本版を使うのが向いているケース
色見本板を使うのが向いているケースは、希望の色がある程度定まっており、最終確認をしたい場合などです。
注意点
塗り板の作成を依頼する場合にコストがかかることもあります。
そのため、ある程度のところまで希望色を絞ってから依頼すればコストを抑えやすいでしょう。
【3STEP】色見本やサンプルを使った外壁塗装の色の選び方
本章では、色見本やサンプルを使った外壁塗装の色の選び方について、以下の3ステップで解説します。
STEP1.色選びが得意な業者に依頼する
STEP2.イメージや方向性を業者に伝える
STEP3.イメージに近い外観の住宅を探す
それぞれのステップについて、順番に見ていきましょう。
STEP1.色選びが得意な業者に依頼する
まずは、色選びが得意な業者に依頼しましょう。
色選びが得意な業者には、以下のような特徴があります。
・カラーシミュレーションができる
・豊富な施工実績がある
・カラーコーディネーターの資格を持っている など
外壁塗装の色選びにおいては、イメージしている色と実際の仕上がりが違ったということも起こりやすいです。
そのため、色選びの知識が豊富な業者からアドバイスを受けると安心でしょう。
STEP2.イメージや方向性を業者に伝える
続いて、イメージや方向性を業者に伝えましょう。
最初から「〇〇メーカーの〇番の色味」など決める必要はありません。
まずは、どんな外観の印象にしたいかを業者に伝えると良いでしょう。
外観の印象として、クールやスタイリッシュ、ナチュラル、エレガントなどさまざまな選択肢があります。
たとえば「シックにしたい」「暖かみを感じる外観にしたい」など、イメージするものを伝えることで色選びも進めやすくなるでしょう。
STEP3.イメージに近い外観の住宅を探す
最後に、イメージに近い外観の住宅を探してみましょう。
イメージや方向性が決まったら、近隣を歩いて、自分のイメージに近い外観の住宅を探してみてください。
イメージに近い住宅がいくつか見つかったら、色見本カタログや色見本板(サンプル)と見比べたり、業者にどの色を使っているのかを聞いたりして、好みの色味を絞っていくと良いでしょう。
外壁塗装で色見本を使う際に気を付けたいこと
本章では、外壁塗装で色見本を使う際に気を付けたいことをお伝えします。
具体的には、以下のことに気を付けましょう。
・屋内だけでなく屋外でも色味を確認する
・さまざまな時間帯で色味を確認する
・大きいサイズの色見本でも確認する
・艶ありと艶なしを両方確認する
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
屋内だけでなく屋外でも色味を確認する
外壁塗装で色見本を使う際には、屋内だけでなく屋外でも色味を確認しましょう。
屋内の照明の下で見る色味と、屋外で太陽光に照らされた状態で見る色味は異なります。
住宅は屋外の太陽光の下で見ることが多いため、実際の状態に近い色で確認しておくと失敗を避けやすいでしょう。
さまざまな時間帯で色味を確認する
外壁塗装で色見本を使う際は、さまざまな時間帯で色味を確認するようにしましょう。
朝、昼、晩の時間帯によって、太陽の光の強さや当たる角度が異なるため、色の見え方も変わります。
さまざまな時間帯で色味を確認しておくことで、イメージとのギャップも減らせるでしょう。
大きいサイズの色見本でも確認する
外壁塗装で色見本を使う際は、大きいサイズの色見本でも確認しましょう。
色の見え方は、塗装する面積によっても異なります。
面積効果という目の錯覚によって、面積が大きいほど暗い色は暗く、明るい色は明るく見えるのです。
実際の外壁塗装では、色見本で見るよりも広い範囲で塗装します。
いざ塗装してから想像していた色でなかったという事態を避けるためにも、大きな色見本で確認しておくと良いでしょう。
艶ありと艶なしを両方確認する
外壁塗装で色見本を使う際は、艶ありと艶なしを両方確認しましょう。
同じ色でも、光沢感のある場合とマットな場合では、見え方が異なります。
艶の有無については好みが分かれるところであるため、失敗を避けるためにも両方とも確認しておくようにしましょう。
外壁塗装で色にこだわりたい場合は経験豊富で色選びに強い業者に依頼しよう
外壁塗装の色選びには、色見本が欠かせません。
色見本を使えば、希望するイメージと仕上がりのギャップを減らせたり、似たような色同士を比較できたりします。
色見本を確認する場合には屋外で見ること、さまざまな時間帯で見てみること、大きいサイズの色見本も確認しておくことなどの注意点があります。
せっかく色見本を使用しても、上手く活用できずに塗装後の仕上がりが希望と異なるものになってしまっては残念です。
業者に相談すれば、色見本を活用しながら希望に合った色選びの手助けをしてくれます。
外壁塗装で色にこだわりたい場合には、経験豊富で色選びに強い業者に依頼しましょう。