「外壁塗装の注意点が知りたい」
「外壁塗装でのトラブルや対策はどうしたらいいの?」
「外壁塗装で失敗したくない……」
外壁塗装を検討する際、上記のように悩まれる方が多いのではないでしょうか。
外壁塗装における注意点を理解せず工事を依頼した場合、予想しないトラブルが生じることがあります。
この記事では、外壁塗装の見積もりから工事完了後まで、様々な角度から注意点を解説し、外壁塗装を不安に思う方の悩みを解消します。
具体的には以下の内容を解説します。
・【外壁塗装前】業者とやり取りする際の注意点
・【外壁塗装工事中】作業を見学する場合の注意点
・【外壁塗装後】よくある3つのトラブルと対策
・外壁塗装工事中に気を付けるべき注意点
・外壁塗装の業者を選ぶ際のポイント
この記事を読めば、トラブルを避けられ、優良業者へ外壁塗装を依頼できるポイントが分かります。
もくじ
【外壁塗装前】業者とやり取りする際の注意点
外壁塗装をどの業者へ依頼するか検討する際、工事費用と同じくらい重要なポイントが、業者の対応です。
本章では、外壁塗装前に業者とやり取りする際の3つの注意点をご紹介します。
・契約を急かされていないか
・工事費用の先払いを要求されていないか
・大幅な値下げをしていないか
以下で詳しく解説します。
契約を急かされていないか
契約を急かしてくる業者は要注意です。
「今日中に契約したら〇割引」などと契約を急かしてくる場合、こちらが検討する猶予を与えず、冷静に考えられないまま契約しようとしている可能性があります。
塗装の色や求める機能を十分に考えずに契約してしまうと、この色ではない方がよかった、もっと高機能なよい塗料があったのに、などと後悔しかねません。
外壁塗装は、契約を急かす業者に惑わされることなく、十分な時間をかけて検討しましょう。
工事費用の先払いを要求されていないか
外壁塗装の工事代金は後払い、もしくは工事前と工事後の分割払いが基本です。
先払いを要求してくる場合、手抜き工事される可能性や、工事途中で連絡が取れなくなるなど、詐欺を行う悪質な業者の可能性もあるため注意が必要です。
工事代金の先払いを要求してくる業者へは慎重に対応しましょう。
大幅な値下げをしていないか
工事代金の大幅な値下げも要注意です。
たとえば通常の代金の半額など、大幅な値下げをしている場合は、元の金額が高く設定されていたり、他の作業費に、その分上乗せされていたりすることがあります。
割引後の金額より他の業者の見積もりの方が圧倒的に安いケースなどもあるため、「値下げ」という言葉で釣られないよう注意しましょう。
【外壁塗装工事中】作業を見学する場合の注意点
工事開始後、希望通りに工事が行われているか確認したい場合、どのような点に注意したらよいのでしょうか。
ずっと工事を見ているのは難しくても、必ずチェックしたい5つの注意点をまとめました。
・高圧洗浄は行われているか
・下地処理や修理は手抜きしていないか
・見積書に記載されている塗料を使っているか
・塗装の回数は3回か
・高圧洗浄や塗装後にきちんと乾燥させているか
以下で詳しく解説します。
本章で紹介する注意点に気をつけて、工事を見学してください。
高圧洗浄は行われているか
外壁塗装に高圧洗浄は欠かせません。
古い塗料や汚れを落とし、その後の新しい塗料がしっかり密着するよう洗い流す重要な作業です。
高圧洗浄をしないもしくは適当に行った場合、汚れが落とせず、塗装にムラができて剥がれやすくなってしまいます。
塗装前に高圧洗浄が行われているか、しっかりチェックしましょう。
下地処理や修理は手抜きしていないか
塗装前の下地処理や修理が、手抜きされていないかをチェックしましょう。
下地処理は仕上がりを左右する重要な工程です。
塗装前にひび割れや目地などの劣化部分を修繕し、塗料の密着度を高めます。
補修が必要な箇所があるにもかかわらず、補修せずに塗装すると、塗料が綺麗に付かず長持ちしません。
適切な下地処理が行われているかも、見るべきポイントです。
見積書に記載されている塗料を使っているか
塗装時には、使用されている塗料を確認しましょう。
中には見積書に記載した塗料より、安くて耐用年数の低い塗料を使う悪質な業者もいます。
希望した機能や色の塗料が間違いなく使用されているかも、注意点の1つです。
塗装の回数は3回か
外壁への塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回に分けて行われます。
外壁と塗料がしっかり密着するための下塗り、その後ムラなく美しく仕上げるため、中塗り、上塗りと2回に分けて塗料を重ね塗りしていきます。
3回塗りが必須にもかかわらず中には2回で終わらせる業者もいるため、塗装している間は注意して見学しましょう。
高圧洗浄や塗装後にきちんと乾燥させているか
高圧洗浄や塗装のあとに、きちんと乾燥させているかも確認しましょう。
乾燥させずに塗装すると塗料がしっかり密着しないため、長持ちしない可能性があります。
中には工期を短縮しようと、充分に乾燥しない業者もいるため、乾燥も注意して見るべき工程と覚えておいてください。
【外壁塗装後】よくある3つのトラブルと対策
塗装完了後にトラブルが生じる場合があります。
こんなはずではなかった、ということにならないように、本章では外壁塗装後に多く寄せられる、3つのトラブル例とその対策を紹介します。
・仕上がりがイメージと異なる
・施工後から間もないのに色褪せや色落ちが見受けられる
・予想外の追加料金を請求される。
以下で詳しく説明します。
仕上がりがイメージと異なる
よくあるトラブル1つ目は、仕上がった外壁がイメージと違う、というトラブルです。
せっかく依頼した外壁塗装が思うように仕上がらなかったという結果は、避けたいところです。
対策としては、画面上でのシミュレーションだけではなく、外での色見本の確認や試し塗り、希望する色を実際に使用している住宅を見に行くのもよいでしょう。
施工後から間もないのに色褪せや色落ちが見受けられる
施工後間もない内に、色褪せや色落ちが出てくる場合は、どこかに原因があると考えてよいでしょう。
事前対策としては、希望している塗料を間違いなく3回使用しているか確認することをおすすめします。
施工後の場合は、業者や塗料メーカーの保証があるため、問い合わせして対応してもらえるか確認しましょう。
予想外の追加料金を請求される
よくあるトラブル3つ目は、工事終了後に、追加料金を請求されるトラブルです。
見積もり時の建物点検が甘く、後から修理が必要な箇所が分かり、追加請求となることがあります。
追加請求を避けるための対策として、建物点検を丁寧に行った業者へ依頼するほか、契約時は、追加料金が発生しない旨を書面に記載してもらうよう依頼しましょう。
外壁塗装工事中に気を付けるべき注意点
工事期間中、日常生活を送る中でどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
工事を妨げることなくスムーズに過ごせるよう、注意点をまとめました。
・ベランダや外壁近くには物を置かない
・留守中は防犯に気を付ける
・換気する場合は換気扇を使用する
・洗濯は乾燥機やコインランドリーを活用する
・エアコンの使用は可能か事前に確認しておく
以下で1つずつ説明していきます。
ベランダや外壁近くには物を置かない
工事開始前にベランダや外壁付近に置いている物を、片付けておきましょう。
外壁塗装の工事中は、高圧洗浄の水や塗料が飛散して汚れたり、植木や物干しを業者が移動したりする場合もあります。
工事の妨げにならないよう、事前に邪魔にならない場所へ移動しておきましょう。
留守中は防犯に気を付ける
留守中は普段より防犯に気をつける必要があります。
足場が組まれる場合、2階部分に足場を使って侵入しやすくなるほか、建物周囲が養生シートで覆われると、外部の目が遮断されます。
そのため、留守にする場合は、いつも以上に戸締りに注意してください。
換気する場合は換気扇を使用する
工事期間中の換気には、換気扇を使用しましょう。
養生すると窓の開閉が難しいため、十分な換気がしづらくなります。
工事中は塗料の臭いを感じることもあるため、換気扇で適度に換気するとよいでしょう。
洗濯は乾燥機やコインランドリーを活用する
作業期間中は、外やベランダへ洗濯物を干すことがほぼできません。
洗濯物は、乾燥機やコインランドリーを活用することをおすすめします。
エアコンの使用は可能か事前に確認しておく
エアコンの使用が可能か、工事開始前に確認しておきましょう。
大抵の場合、エアコンの使用は問題ありません。
ただし、養生シートの種類によっては室外機が使用できないこともあるため、念のため、事前に使用可能か確認しておくとよいでしょう。
外壁塗装の業者を選ぶ際のポイント
本章では、外壁塗装の業者を選ぶ際のポイントを解説します。
業者選びの際、注意したいポイントは以下の5つです。
・契約した業者が直接工事してくれる
・施工する業者はすぐに駆けつけられる距離にある
・事前点検や説明は丁寧である
・見積書に作業内容などの詳細が明記されている
・保証やアフターフォローがしっかりしている
以下で詳しく解説します。
契約した業者が直接工事してくれる
契約した業者が直接工事してくれるか事前に確認しましょう。
外壁塗装は、契約した業者とは別の業者が工事を請け負う場合があります。
その場合、仲介手数料が費用に上乗せされたり、打ち合わせ時に伝えたことが伝わっていなかったりすることがあります。
契約時には、直接工事か下請け業者の工事なのか確認しましょう。
施工する業者はすぐに駆けつけられる距離にある
施工業者がすぐに駆けつけられる距離にあると安心でしょう。
工事期間中や施工後、何かトラブルがあった場合、すぐに来て対応してもらえるかは重要なポイントです。
そのため、外壁塗装は地元密着型の業者への依頼をおすすめします。
事前点検や説明は丁寧である
事前点検の説明や丁寧さは、業者の良し悪しを見極められるポイントです。
建物の問題箇所を写真だけではなく動画に撮って見せてくれたり、劣化状況を分かりやすく説明してくれたり、といった丁寧さは重要です。
時間をかけて点検する手間や説明を惜しまない業者は、優良業者であると言えます。
見積書に作業内容などの詳細が明記されている
見積書に作業項目などの詳細が明記されているかも、しっかり確認しましょう。
「外壁塗装工事一式」などとまとめず、作業1つ1つの内訳を記載しているかは非常に重要です。
「〇〇一式」となっている場合、費用の内訳がどうなっているのかが分からないため、詳細をすべて明記し直してもらいましょう。
保証やアフターフォローがしっかりしている
工事後の保証内容やアフターフォローの手厚さも、必ず確認してください。
万が一、施工後に問題が発生した場合、保証やアフターフォローがあれば安心です。
また、保証やアフターフォローの内容は、書面で確認できるように事前に依頼しましょう。
外壁塗装は地元密着型の信頼できる業者に依頼しよう
外壁塗装は、業者とのやり取りや業者選定の方法、作業中の注意点など、押さえるべきポイントを理解すれば、トラブルは避けられるでしょう。
本記事のトラブル例や対策を参照することで、失敗しない外壁塗装を検討できます。
後で後悔しないためにも、外壁塗装はトラブルにもすぐ対応できる、地元密着型の信頼できる業者へ依頼しましょう。