「外壁塗装は雨の日にできないの?」
「雨の日に外壁塗装をやらない理由って何?」
上記のように思う方も多いでしょう。
この記事では、以下の内容について解説します。
・雨の日に外壁塗装しない方が良い4つの理由
・雨の日の外壁塗装における注意点
・雨ばかりでも実施できる外壁塗装の工程
・雨の日以外に外壁塗装できない条件
・雨の日の外壁塗装についてよくある質問
この記事を読めば、雨の日に外壁塗装すべきかの判断ができます。
工事のスケジュールを立てやすくなり、雨の日でも適切に対応できるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
雨の日に外壁塗装しない方が良い4つの理由
雨の日に外壁塗装を行わない方が良いとされる理由には、以下の4つが挙げられます。
・耐久性が低くなる
・ひび割れや剥離の原因になる
・仕上がりの見た目に影響する
・転落の危険がある
施工不良の原因になるため、雨の日は外壁塗装を控えることが推奨されています。それぞれ、理由を具体的に解説します。
耐久性が低くなる
雨の日に外壁塗装すると、塗料に雨水が混ざってしまい、耐久性が低くなるケースがあります。
外壁に使用する塗料は、メーカーによって希釈率が決まっています。
そのため、機能性の高い塗料であっても、規定より薄くなると本来の機能を発揮できません。
また、雨に含まれる不純物が塗料に混ざることで、品質の低下を招きます。
さらには、雨で塗料が流れてしまうため、ムラの発生にもつながります。
このように品質や耐久性が低下することで、外壁を保護できないほか、ムラになって綺麗に仕上げることが難しくなってしまうのです。
ひび割れや剥離の原因になる
雨の日に外壁塗装を行うと、ひび割れや剥離を引き起こす原因になります。
仕上がりを安定させるために、塗料には一定の乾燥時間が必要です。
しかし、雨の日は湿度が高く塗料が乾きにくいため、塗料の膜が下地に密着しにくくなります。
塗料が密着していない状態で重ね塗りをしてしまうと、後に不具合を起こす可能性が高くなってしまうのです。
また、完全に乾燥するまでに雨水が混ざってしまうと、塗料の膜の質が低下します。
そのため、塗装後にひび割れや剥離などが起こりやすくなるでしょう。
仕上がりの見た目に影響する
外壁塗装の最中に雨が降ってしまうと、仕上がりにも影響します。
塗料が乾いていない箇所に雨水が落ちた跡や、雨だれのスジが残ってしまい、見た目にもよくありません。
そのほか、色ムラになったり、色が薄くなったりするといった影響も考えられます。
高価な外壁材や塗料を使っていたとしても、仕上がりが悪ければグレードの低い外壁に見えてしまうこともあるでしょう。
転落の危険がある
雨の日は足元が滑りやすくなるため、転落の危険性が高くなります。
外壁塗装は足場を組み、高所での作業になることの多い工事です。
慣れている作業だとしても、足場が雨で濡れていると、作業員が転落する恐れがあるでしょう。
雨の日の作業は思わぬ事故やケガを招く可能性があり、大変危険です。
雨の日の外壁塗装における注意点
雨の日の外構塗装においては、とくに以下の3点に注意しましょう。
・業者が作業を続けている場合は中断してもらう
・塗装していた箇所が保護されているか確認する
・工期の再確認を行う
どれも外壁塗装の仕上がりを左右します。どのように注意すべきなのか、それぞれ具体的に解説していきます。
業者が作業を続けている場合は中断してもらう
雨が降っていても業者が作業を続けている場合は、止めてもらうようにお願いしましょう。
雨の日には、外壁塗装の作業は行わないのが一般的です。
しかし、中には工期を遅らせないために、雨が降っても作業を続行しようとする業者もいます。
とくに、スケジュールに遅れが出ている場合は、中止せずに進めようとするケースがあるかもしれません。
むやみに作業を続けようとしていた場合は、声をかけて止めてもらうようにしましょう。
塗装していた箇所が保護されているか確認する
雨で塗装が中断となった際は、塗装していた箇所がしっかりと保護されているか確認しましょう。
すでに塗料を塗っている箇所は、仕上がりが悪くなるのを防ぐため、養生して雨から守らなくてはいけません。
プロの業者であれば、最悪の事態も想定して作業にあたっているため、速やかに対応してくれるはずですが、念のため、自分の目でも確認しておきましょう。
工期の再確認を行う
外壁塗装の最中に雨が降った場合は、基本的には作業が中断もしくは延期になります。
工事のスケジュールが変更になるので、再度日程の打ち合わせを行いましょう。
工期がどれくらい延びるのか、外壁に雨の影響が出ていないかなど、不安なことや気づいたことがあれば遠慮せずに相談することが重要です。
雨の日ばかりでも実施できる外壁塗装の工程
雨が続いていると、なかなか外壁塗装の作業がはかどらず、心配になる方もいるでしょう。
確かに塗装はできませんが、塗装以外の工程を進めることは可能です。
たとえば、近隣への挨拶回りや足場を建てる前の現場確認、施工完了の検査などは、雨の日に行っても問題ありません。
雨の日を有効に使い、天候を問わない工程を進めてもらうようにしましょう。
また、小雨程度であれば、足場の設置や解体、高圧洗浄、養生といった作業も可能です。
とくに、高圧洗浄は外壁に水をかけて行う洗浄方法なので、外壁が濡れていても支障がありません。
ただし、足場に登る必要がある工程は、小雨であっても危険を伴うため、行わないことが多いでしょう。
雨の日以外に外壁塗装できない条件
状況によっては、雨が降っていなくても外壁塗装が行えないことがあります。
たとえば、以下のような条件の下では、外壁塗装はできないので注意してください。
・気温が5度を下回る
・湿度が85%以上
・雪が降っている
・風が強い
・結露や霜が見受けられる
このような条件の下で塗装を行うと、塗料本来の機能が発揮できず、施工不良が起こる場合があります。
外壁塗装を行うには、雨以外にもさまざまな気候条件があることを理解しておきましょう。
【雨の日】外壁塗装についてのQ&A
一般の方は、外壁塗装について詳しく知る機会がないため、さまざまな不明点や疑問を持つこともあるでしょう。
ここからは、雨の日の外壁塗装について、よくある2つの質問にお答えします。
・雨で工期が伸びたら追加料金かかる?
・前日に雨の予報が出てる場合はどうするの?
追加料金の発生や作業するかどうかの判断については、気になる方も多いでしょう。
以下で詳しく解説します。
Q.雨で工期が伸びたら追加料金がかかる?
ほとんどの場合、雨で工期が延びても追加料金を請求されることはありません。
プロの業者であれば、雨の日があることを想定し、調整できるようにスケジュールを組んでいます。
ただし、中には追加料金を請求する悪質な業者もいます。
そのため、雨で工期が延びた場合に追加料金が発生するかどうか、契約前に確認しておくと安心です。
Q.前日に雨の予報が出てる場合はどうするの?
塗装予定の日の降水確率が高く、確実に雨が降ると予想される場合は、前日までに業者から中止の連絡が入ることが多いでしょう。
ただし、予想がつきにくく、前日までに判断ができない場合は、当日の朝に塗装作業の可否を決定するケースもあります。
そのため、当日に急遽中止の連絡が入ることもあると覚えておきましょう。
雨の日は外壁塗装を中断して天気の良い日に再開してもらおう
外壁塗装は、基本的に雨の日には行わず、天気の良い日に行うことが推奨されています。
雨の日に外壁塗装を行うと、塗料の耐久性を低下させ、ひび割れや剥離を起こす原因になるからです。
また、塗料が乾ききる前に雨水が落ちると、仕上がりや見た目に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
そのため、業者が作業を続けている場合は止めるように声をかけ、天気のいい日に再開してもらいましょう。
作業が中断となった場合は、塗装した箇所がしっかり養生され、保護されているか自分で確認することも大切です。
業者を選ぶ際は、雨の日に適切な対応をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
その際には、豊富な実績と徹底したお客様第一主義を掲げ、雨の日の対応も熟知している「やまもとくん」を、ぜひご検討ください。