「外壁の汚れが目立たない色が知りたい」
「外壁の汚れが目立つ色ってどんな色？」
「外壁の汚れを目立たせない方法はある？」
このように、外壁の汚れを目立たせたくないと考える方も多いでしょう。
この記事では、外壁の汚れを目立たなくするためにおすすめな色や方法について解説します。
具体的には、以下について説明します。

・外壁の汚れが目立たない色ベスト4
・汚れが目立たない色の外壁事例
・外壁の汚れが目立つ色
・外壁に汚れが付着する原因
・色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法

この記事を読むことで汚れが目立たない色がわかるので、外壁塗装で色を選ぶ際に役立つでしょう。
また、汚れが目立たない色の実際の事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

外壁の汚れが目立たない色ベスト4

本章では、外壁の汚れが目立たない色ベスト4をお伝えします。

・グレー
・ベージュ／アイボリー／クリーム
・ブラウン
・グリーン

それぞれの色ごとに、汚れが目立ちにくい理由を見ていきましょう。

グレー

グレーは外壁の汚れが目立たない色の1つで、とても人気の高い色です。
グレーは中間色ですが、排気ガスや埃などの汚れも中間色です。
そのため、排気ガスや埃などの汚れを目立たせにくい色と言えるでしょう。
ただし、グレーの中でもダークグレーは外壁の補修跡が目立ちやすくなってしまいます。
汚れを目立たせないための色としては薄いグレーの方が適しているでしょう。

ベージュ／アイボリー／クリーム

ベージュやアイボリー、クリーム色も、外壁の汚れが目立たない色の1つです。
ベージュは黄色に近い色、アイボリーは白に近い色、クリーム色はごく薄い黄色で、どれも柔らかな色合いです。
グレーと同様にベージュやアイボリー、クリーム色も、ホコリや排気ガス、黄砂汚れなどが同化するため、汚れが目立ちにくくなります。

ブラウン

ブラウンも外壁の汚れが目立たない色の1つです。
ブラウンは、赤土や排気ガスなどの汚れを目立ちにくくします。
赤土は、粒子が細かく風で舞い上がりやすいため、赤土での汚れが懸念される場所の外壁塗装において重宝される色です。
ブラウンは汚れを隠しつつもおしゃれな印象の外壁にできるため、人気があります。

グリーン

グリーンも外壁の汚れが目立たない色の1つです。
グリーンは、コケや藻などによる汚れが目立ちにくい色です。
コケや藻の発生しやすい、湿気の多い場所にある建物の外壁塗装に適しています。
グリーンの中でも、薄いグリーンはとくに汚れが目立ちにくい色です。

汚れが目立たない色の外壁事例

本章では、汚れが目立たない色の外壁事例について解説します。
以下の4色の外壁事例を見ていきましょう。

・グレー
・クリーム
・ブラウン
・グリーン

それぞれについて、外壁の仕上がりがどのような印象になっているかを説明します。

グレーの外壁事例

グレーの外壁は、スタイリッシュで上品な印象を与えます。
グレーはホコリや排気ガスなどの汚れが目立ちにくく、万能な色として人気です。
こちらの外壁は薄いグレーを使用しており、ホワイトとのツートンカラーのデザインで塗装したおしゃれな外観となっています。

クリームの外壁事例

クリームの外壁は、ナチュラルで柔らかい印象を与えます。
クリーム色は、汚れは目立たせたくないという希望も叶えつつ、グレーよりも明るい雰囲気を演出できる色です。
こちらは柔らかく、明るい印象の外観になっています。

ブラウンの外壁事例

ブラウンの外壁は、ナチュラルで自然な印象の外観となります。
どっしりと落ち着いた雰囲気のあるブラウンは、汚れも目立たせにくい色です。
とくに赤土の汚れを目立ちにくくできます。
こちらの外壁は明るいブラウンの外壁なので、暗くなりすぎずナチュラルな印象を与えてくれます。

グリーンの外壁事例

グリーンの外壁は、木や森など自然を連想させる色です。
コケや藻による汚れと同系色なので、湿気が多く、コケや藻の発生が気になる環境にある外壁におすすめです。
こちらの外壁は、グリーンで塗装した欧米風な外観でおしゃれで可愛らしい印象になっています。

外壁の汚れが目立つ色

本章では、外壁の汚れが目立つ色について解説します。
以下の色は汚れが目立つとされています。

・ホワイト
・ブラック
・原色

それぞれの色について、汚れが目立ちやすい理由などを詳しくお伝えします。

ホワイト

ホワイトは、外壁の汚れが目立つ色です。
ホワイトの外壁は、綺麗で明るい印象の外観にしてくれます。
しかし、残念ながら排気ガスや埃、コケなどの汚れがとても目立ってしまうのです。
ホワイトを使いたい場合には、グレーがかったホワイトやクリーム色など、ホワイトに似ていながらも汚れにくい色を選ぶと良いでしょう。

ブラック

ブラックも、外壁の汚れが目立つ色です。
真っ黒な外壁は一見汚れが目立たないように感じますが、残念ながらブラックも汚れが目立ってしまうのです。
とくにカビや黄砂、色褪せなどが目立ちやすいとされています。
ブラックを使いたい場合には、ブラック寄りのグレーなどを選ぶと良いでしょう。

原色

原色も、外壁の汚れが目立ってしまう色です。
鮮やかな色は、色褪せしやすい傾向にあります。
たとえば赤を使いたい場合には、少しくすんだ赤や暗めの赤などを選ぶと良いでしょう。

外壁に汚れが付着する原因

本章では、外壁に汚れが付着する原因について解説します。
汚れが付着する原因には以下が挙げられます。

・空気中の汚れ
・湿気による汚れ
・料理の油による汚れ
・サッシや目地から出る汚れ

それぞれについて、順に見ていきましょう。

空気中の汚れ

外壁に汚れが付着する原因に、空気中の汚れがあります。
空気中には、車の排気ガスや近隣の工場から出る煙、砂、土埃、黄砂など様々な汚れが含まれているのです。
上記の汚れは毎日少しずつ、外壁に蓄積されていきます。

湿気による汚れ

外壁に汚れが付着する原因に、湿気による汚れがあります。
とくに海や川、用水路、田んぼの近くなどの湿気が多い環境では、カビやコケ、藻によって汚れやすくなります。

料理の油による汚れ

外壁に汚れが付着する原因に、料理の油による汚れがあります。
一般住宅においては少なめですが、飲食店ではとくに換気扇や通気口周りが油で汚れやすいです。
油汚れに他の汚れが付着すると、真っ黒になってしまいます。

サッシや目地から出る汚れ

外壁に汚れが付着する原因に、サッシや目地から出る汚れがあります。
サッシや目地のシーリングでは可塑剤(かそざい)を使用します。
可塑剤とは、シーリングを柔らかく保つための物質です。
可塑剤が溶け出すと、ベタベタとした汚れがサッシや目地周辺に垂れてしまい、そこに汚れが付着して黒くなりやすいのです。

色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法

本章では、色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法について解説します。
具体的には、以下の方法があります。

・防汚塗料や防カビ塗料を使う
・艶有り塗料で塗装する
・汚れが付きにくい外壁材を選ぶ
・定期的に掃除する

以下で詳しく説明します。

防汚塗料や防カビ塗料を使う

色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法として、防汚塗料や防カビ塗料を使う方法があります。
防汚塗料は汚れに強く、綺麗な状態を保ちやすくする塗料です。
防カビ塗料にはカビを抑制する成分が含まれています。
また、セルフクリーニング機能があれば、外壁の汚れを雨水で洗い流せます。
以上の理由から防汚塗料や防カビ塗料、セルフクリーニング機能のある塗料を使うと汚れが付きにくくなるでしょう。

艶有り塗料で塗装する

色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法として、艶有り塗料で塗装する方法があります。
艶有り塗料で塗装した場合の塗料の膜は表面がツルツルしており、汚れが付きにくくなります。
そのため、艶なし塗料よりも艶有り塗料で塗装した方が、汚れを目立ちにくくできるでしょう。

汚れが付きにくい外壁材を選ぶ

色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法として、汚れが付きにくい外壁材を選ぶ方法があります。
この方法は、新たに家を建てる場合や外壁材を取り替える場合に限られます。
外壁材を決定する段階で、目地の多い外壁材や凹凸のある外壁材よりも、表面がフラットな外壁材を選ぶと汚れが付きにくいでしょう。

定期的に掃除する

色選び以外に外壁の汚れを目立たせない方法として、定期的に掃除する方法があります。
高機能な塗料を使っても、汚れは少しずつ溜まっていくものです。
定期的に拭き掃除などをすることで、汚れが目立つことも少なくなるでしょう。

外壁で汚れを目立たせたくない場合は、色選びだけでなく塗料にもこだわろう

どんなに綺麗な外壁でも、時間が経つにつれて汚れてしまいます。
しかし、汚れが付くのは仕方がないとしても、できる限りこの汚れを目立たせたくないものです。
汚れの目立たない色を選ぶと外壁の汚れを目立ちにくくできますが、この他に、防汚塗料や艶有り塗料などの使用もおすすめです。
外壁の汚れを目立たせたくない場合には、色選びだけでなく塗料にもこだわると良いでしょう。