「外壁塗装の時、洗濯物は外に干しても良いの?」
「外壁塗装中の洗濯物はどうすれば良い?」
「外壁塗装をする場合、洗濯物を干せない期間はどれくらい?」
上記のように、外壁塗装中に洗濯物の外干しができるのか気になっている方は多いでしょう。
この記事では、外壁塗装時の洗濯物に関する以下の内容をお伝えします。
・外壁塗装時は洗濯物を干せないのか
・外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブル
・外壁塗装時に洗濯物を乾かす4つの方法
・外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合のコツ
・外壁塗装時に洗濯物が干せない期間
・近隣も洗濯物が干せないケースがあるので注意
この記事を読めば、外壁塗装中でも洗濯物の対処に困らなくなるでしょう。
ぜひ、最後まで目を通してみてください。
もくじ
外壁塗装時は洗濯物を干せない?

外壁塗装時は洗濯物を干せないのか疑問に思う方は多いでしょう。
基本的に、外壁塗装時は建物全面に飛散防止ネットが設置され、陽が当たりにくくなります。
そのため、ベランダで洗濯物を干せなくなります。
また、庭には作業道具が置かれたり、作業員の通り道となったりすることから、庭でも洗濯物が干せません。
万が一、庭で洗濯物を干してしまうと、作業員の邪魔になったり、作業時に触れないよう気を付ける必要があったりするため作業効率が悪くなってしまいます。
外壁塗装の工程では、足場の設置から作業完了までに日数を要するため、工事中ずっと洗濯物が干せないことは大変なことと感じるかもしれません。
しかし、外壁塗装工事では足場の設置ではホコリが立ちやすく、高圧洗浄では汚れた水が飛び散りやすいなど、各工程において洗濯物を干すのを避けるべき理由があるのです。
詳しい理由は、次章以降で説明します。
外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブル

本章では、外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブルについて解説します。
具体的には、以下のトラブルが挙げられます。
・作業で出るホコリや土が付着する
・汚れた水が飛び散る
・塗料が飛び散る
・塗料の臭いが付く
それぞれのトラブルについて、詳しく見ていきましょう。
作業で出るホコリや土が付着する
外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブルに、作業で出るホコリや土が付着することが挙げられます。
外壁塗装では足場の設置、飛散防止ネットの設置、ケレン作業などの工程があります。
ケレン作業とは、外壁塗装の下地処理として汚れやサビを落とす作業です。
上記の作業によってホコリやチリ、土などの汚れが発生し洗濯物に付着する可能性があるのです。
汚れた水が飛び散る
外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブルに、汚れた水が飛び散ることが挙げられます。
外壁塗装の前には、高圧洗浄機を使用し外壁の汚れを落とします。
高圧洗浄機は水圧が強いため、汚れや水が洗濯物に飛び散ってしまうこともあるのです。
ただ水に濡れるだけでなく汚れが付いてしまう可能性もあるため、大切な衣類などは外壁塗装時に外干ししない方が良いでしょう。
塗料が飛び散る
外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブルに、塗料が飛び散ることが挙げられます。
外壁塗装では塗料の飛び散りを防止するため、塗装しない箇所などを養生します。
しかし、養生をしていても塗料が飛び散る可能性はゼロとは言えません。
外壁塗装時に洗濯物を干してしまうと、なかなか取れない塗料の汚れが付着する可能性もあるため、避けた方が良いでしょう。
塗料の臭いが付く
外壁塗装時に洗濯物を外に干すと起こり得るトラブルに、塗料の臭いが付くことが挙げられます。
塗料には、少なからず独特な臭いがあります。
とくに油性塗料を使っている場合、塗装作業中はシンナーのような臭いが周辺に漂っている状態です。
外壁塗装時に洗濯物を干してしまうと、この臭いが洗濯物に付いてしまう恐れもあるため、避けた方が良いでしょう。
外壁塗装時に洗濯物を乾かす4つの方法

本章では、外壁塗装時に洗濯物を乾かすための以下の4つの方法について解説します。
・室内で干す
・コインランドリーを利用する
・洗濯代行サービスを利用する
・工事のない日や夜間に干す
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
室内で干す
外壁塗装時に洗濯物を乾かすには、室内で干しましょう。
外で干すよりも乾きにくい上、室内干し特有の臭いもつきやすいため、なるべく室内で干したくない方は多いかもしれません。
しかし、手間やお金が最もかからないのは室内干しです。
室内干し専用の洗剤を使用したり、浴室乾燥機やサーキュレーターを活用したりすると、少しでも室内干しのデメリットを解消できるでしょう。
コインランドリーを利用する
外壁塗装時に洗濯物を乾かすには、コインランドリーを利用しましょう。
しかし、コインランドリーを毎日利用するとなると大変なので、2日に1回などと工夫すると良いでしょう。
コインランドリーの相場は、乾燥まで入れて1回数百円〜1,200円程度です。
近隣のコインランドリーは、「すべてのコインランドリー|ロケスマWEB」からも探せますのでぜひ活用してみてください。
洗濯代行サービスを利用する
外壁塗装時に洗濯物を乾かすには、洗濯代行サービスを利用しましょう。
洗濯代行サービスでは、専用の袋に洗ってほしい洗濯物を入れて宅配業者に集荷に来てもらいます。
洗濯も乾燥もできる上、洗濯物を畳んだ状態で自宅まで届けてくれたり、店舗で受け取りが可能だったりと、とても便利なサービスです。
経済的に余裕のある場合や、多忙でコインランドリーに行く時間がない場合などにおすすめです。
インターネットで「洗濯 代行」と検索すると、さまざまな会社のサービスが見つかります。
工事のない日や夜間に干す
外壁塗装時に洗濯物を乾かすには、工事のない日や夜間に干しましょう。
塗装業者によっては、工事の合間に休みを設ける場合があります。
また、夜間には工事は行われません。
そのため、多少乾きにくくても外で干したい場合や、いつも夜の帰宅後に洗濯しているという場合は、夜に干すのも1つの方法です。
ただし、乾ききっていない塗料や、臭いが付いてしまうリスクがあることは念頭に置いておきましょう。
外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合のコツ

前章では外壁塗装時に洗濯物を干す方法について説明しましたが、その中でも実際に最も多く行われているのは室内干しです。
そのため、本章では室内干しのコツを紹介していきます。
・電気機器を活用する
・新聞紙を洗濯物の下に設置する
・洗濯物を裏返して干す
・洗濯物同士を離して干す
1つずつ見ていきましょう。
電気機器を活用する
外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合には、電気機器を活用しましょう。
室内干しによる懸念点の一つが、生乾きになってしまうことによる室内干し特有の臭いです。
エアコンのドライ機能やサーキュレーター、除湿器を併用すると、室内干しでもしっかりと乾かせるので、生乾きを防げるでしょう。
新聞紙を洗濯物の下に設置する
外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合には、新聞紙を洗濯物の下に設置しましょう。
新聞紙を丸めて広げ、洗濯物の下に置いておくと、湿気を吸収してくれるため乾きやすくなります。
電気代などのコストもかからないため、ぜひ試してみてください。
洗濯物を裏返して干す
外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合には、洗濯物を裏返して干しましょう。
とくにズボンなどは、裏返して干すことでポケットや縫い目にも風が当たりやすくなり、早く乾きやすいです。
洗濯物同士を離して干す
外壁塗装時に洗濯物を室内で干す場合には、洗濯物同士を離して干しましょう。
洗濯物同士がくっついていると、乾きにくくなってしまいます。
洗濯物同士を離すことによって風通しがよくなり、乾きやすくなるのです。
外壁塗装時に洗濯物が干せない期間

本章では、外壁塗装時に洗濯物が干せない期間について解説します。
外壁塗装の工期は8日〜10日程度です。
ただし、雨の日や風が強い日もあるため、天候によってはさらに工期が延びる場合もあります。
そのため、最低でも2週間ほどはかかると見込んでおくと良いでしょう。
上記の期間中は、全ての日程で洗濯物を外では干せない、と考えておくと安心です。
外壁塗装する際は自宅だけでなく近隣も洗濯物が干せないケースがあるので注意

外壁塗装する際は、自宅だけでなく近隣も洗濯物が干せないケースがあるため注意しましょう。
近隣の住宅のベランダが自宅側に面している場合、近隣住宅の人が洗濯物を干すと、塗装時に塗料などが飛び散ってかかってしまう恐れがあります。
外壁塗装を行うことを事前に知らせずに塗装作業を始めてしまうと、トラブルの原因となりやすいです。
そのため、外壁塗装の期間や、期間中は洗濯物を干さない方が良い旨を事前に伝えておくと良いでしょう。
外壁塗装期間は洗濯物を外に干さず、工事が終わるまでは工夫して乾かそう

外壁塗装中は、基本的には洗濯物を外に干せません。
外壁塗装の作業では、ホコリや汚れた水、塗料などが飛んでくる可能性が高いためです。
そのため、外壁塗装期間中は室内干しやコインランドリーなどを活用すると良いでしょう。
また、室内干しをする際にも、サーキュレーターなどの電気機器や新聞紙の活用、洗濯物の干し方など、少しでもスッキリ乾かすために工夫できる点はあります。
外壁塗装期間は洗濯物を外に干さず、工事が終わるまでは工夫して乾かしましょう。