「外壁塗装の訪問販売って信用していいの?」
「外壁塗装の訪問販売が来たときってどう対処すればいい?」
「外壁塗装の訪問販売で悪質な業者を見抜くには?」
外壁塗装の訪問販売の中には、残念ながら悪徳業者も存在します。
しかし、悪徳業者の特徴や適切な対処法を知っておくことで、強引な契約を避けられるでしょう。
本記事では、外壁塗装の悪徳業者でよくある疑問やお悩みを解決します。
具体的には以下の情報を解説します。
・外壁塗装の訪問販売は悪質な業者もいるため注意
・外壁塗装の販売訪問における悪質業者の特徴
・外壁塗装の訪問販売が来た場合の対処法
・契約解除可能なクーリング・オフ制度の詳細
・クーリング・オフできない場合の対処法
記事を読んで上記を把握しておけば、悪徳業者の訪問販売が来た場合でも、落ち着いて対応できるでしょう。
もくじ
外壁塗装の訪問販売は悪質な業者もいるため注意

訪問販売に来るすべての業者が、悪質というわけではありません。
しかし、中には無理な契約を迫ったり、相場より高額な金額を請求したりする悪徳業者もいます。
また、雑な作業や途中で連絡が取れなくなるなどの被害も報告されており、慎重な対応が求められます。
なお、国民生活センターに寄せられた「リフォーム(外壁塗装を含む)の訪問販売によるトラブルの相談数」は、年々増加傾向です。
2022年度は10,099件だったのが、2023年度は11,861件となっており、約1.2倍となっています。
さまざまな手口で契約を迫る悪徳業者にだまされないよう、注意が必要です。
参考:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法 | 独立行政法人 国民生活センター
【依頼NG】外壁塗装の販売訪問における悪質業者の特徴

外壁塗装の販売訪問に来る悪質業者には、いくつかの特徴があります。
以下のような業者への依頼は、避けましょう。
・点検せずに補修が必要と言ってくる
・点検せずに見積書を提示してくる
・勝手に建物点検を始める
・即日契約を迫ってくる
・会社の住所や連絡先を言わない
1つずつ詳しく見てみましょう。
点検せずに補修が必要と言ってくる
外壁を点検することなく、補修が必要と契約を迫る場合は悪徳業者の可能性が高いでしょう。
「今すぐ修理しないと雨漏りします」「外壁が劣化して、すごいことになっています」などと言って、不安をあおる手口です。
多くの場合において、点検しないまま、外壁の劣化状況や補修が必要かどうかは分かりません。
いくらプロの業者でも、建物を点検していない状態で外壁の状況について言及するのは、不可能です。
点検せずに見積書を提示してくる
点検前に見積書を提示するのも、悪徳業者の特徴の1つです。
建物を点検しなければ、外壁の劣化状況や必要な補修工事、面積などは分からないはずです。
状態を見ることもなく、見積書を提示してくる場合、適当に作られている可能性が高いでしょう。
勝手に建物点検を始める
こちらが頼んでないにもかかわらず、勝手に外壁を点検する業者は注意が必要です。
無断の点検を受け入れてしまうと、強引に契約まで持っていかれる可能性があります。
また、悪徳業者の多くは、点検の際に時間をかけません。
劣化状況などの説明があいまいなことも多いので、怪しいと思ったらキッパリと断りましょう。
即日契約を迫ってくる
即日契約を迫ってくる手法は、悪徳業者の手口です。
外壁塗装は、最低でも数十万以上はかかる高額な工事のため、契約は慎重に判断すべきです。
しかし悪徳業者は「今日サインしないと、割引が適用されない」「キャンペーン価格は今だけ」などと言って、即日契約を迫ります。
急がせるのは、消費者が冷静に状況を判断する時間を与えないようにして、即契約させるためです。
もしも優良な業者であれば、じっくり考えてから決めるよう、提案するはずです。
会社の住所や連絡先を言わない
住所や連絡先を聞いてもはっきりと答えない場合は、悪徳業者を疑ったほうがよいでしょう。
連絡先をあいまいにするのは、何かあったときに、すぐに姿をくらませられるからです。
また、住所がマンションやアパートの1室になっている場合も、注意が必要です。
トラブルがあった際に、逃げられやすい状態なので、信用しないほうがよいでしょう。
外壁塗装の訪問販売が来た場合の対処法

悪徳な外壁塗装の訪問販売が来たら、断れない人もいるかもしれません。
そんな場合は、以下の対処法を心がけてみてください。
・インターホン越しに対応する
・業者からの質問に答えない
・家族に相談する
・しつこい場合は警察に連絡する
相手の言いなりになって、即契約しないよう、落ち着いて対応しましょう。
インターホン越しに対応する
外壁塗装の訪問販売が来たら、インターホン越しに対応しましょう。
玄関をあけず、直接会わずに話をすることで、営業を断りやすくなります。
また、不審な人物を家の中へ入れずに済むため、安全を確保できるメリットもあります。
なお、対応する場合はあいまいな返答を避け、はっきりと断ることが重要です。
業者からの質問に答えない
業者から質問されたら、返答しないことも1つの手法です。
質問に答えれば答えるほど、こちらの情報を与えてしまうため、業者にとっては契約に結びつけやすくなります。
質問に一切答えないことで、相手の意図のくみ取りが難しくなり、スムーズなやり取りができなくなります。
何か聞かれた場合には、「外壁塗装に興味はない」「今は予定がない」など、簡潔に断ることが重要です。
家族に相談する
訪問販売が来た場合は、家族に相談するのもよいでしょう。
「今だけ50%OFF」「先着◯名様限り×円」など、業者は魅力的なセールスで、契約を迫ってきます。
話を聞いたときは、お得さに惹かれて、思わず契約してしまうこともあります。
そんなセールストークに乗せられないよう、1人で決めないことが重要です。
しつこい場合は警察に連絡する
営業がしつこすぎる場合は、警察に連絡することも念頭に置いておきましょう。
たとえば、契約を拒否しているにもかかわらず、何度も訪問したり、しつこく電話をかけてきたりする場合などが挙げられます。
また、その場で強く契約を迫ったり、反対に契約しないと不利益になるなど言われたりする場合も、警察への連絡が有効です。
警察への通報は、相手に対して強い抑止力になります。
契約書を受け取って8日以内であればクーリング・オフ可能

もし契約後に悪質業者とわかった場合、クーリング・オフ制度を利用できます。
クーリング・オフとは、訪問販売や電話勧誘などで契約した場合、一定期間内であれば、契約を解除できる制度のことです。
契約書面を受け取った日から8日以内に、メールやはがき等に「契約解除通知書」と書いて、相手に送ります。
内容は以下を書くのが一般的です。
・契約日
・商品名
・契約金額
・担当者名
郵送する場合は簡易書留で送り、内容はコピーしておきましょう。
クーリング・オフできない場合は第三者機関に相談

万が一、業者がクーリング・オフに対応しない場合は第三者機関に相談しましょう。
具体的には、以下のような相談窓口があります。
・消費者ホットライン
・住まいるダイヤル
それぞれの窓口の特徴や、相談の方法について詳しく解説します。
消費者ホットライン
消費者ホットラインは、悪質商法や事業者とのトラブルにおいて、支援してくれる相談窓口です。
電話で「188」をダイヤルすると、つながります。
アナウンスに沿って郵便番号を打ち込むと、最寄りの消費者生活センター等へつながる仕組みです。
相談員が困りごとをヒアリングし、適切な助言をしてくれます。
また、業者との交渉の手伝いや、弁護士等の専門家への紹介も行っています。
住まいるダイヤル
住まいるダイヤルは、国土交通省から指定を受けた中立・公平な立場の窓口で、住宅に関するさまざまな困りごとの相談ができます。
電話相談サービス(0570-016-100)では、一級建築士の資格を持つ相談員が対応します。
全国どこからでも電話をかけられ、利用料金は固定電話から3分9.35円、携帯電話から3分99円(税込)です。
住宅に関する契約のトラブル全般の相談を受け付けており、クーリング・オフできないケースも含め、幅広く対応しています。
外壁塗装は訪問販売で来た業者とは契約せず、信頼できる業者を探した上で依頼しよう

訪問販売業者の中には悪質なケースがあり、相場より高額な料金を請求することや、雑に作業するなどの被害が報告されています。
訪問販売が来たらインターホン越しで対応し、質問に答えないほか、家族に相談したり、しつこい場合は警察に連絡したりすることが重要です。
外壁塗装は、訪問販売で来た業者と契約するのではなく、信頼できる業者を探したうえで依頼しましょう。
「やまもとくん」は、東京・埼玉エリアを中心に、外壁塗装工事を行っています。
20,000棟以上の豊富な施工実績があり、多くのお客様にお選びいただきました。
国交相認定の住宅リフォーム事業者団体に加入していますので、安心してご利用いただけます。