「外壁塗装が剥がれたら、どうすればいいの?」
「外壁塗装の剥がれはなぜ起きるの?」
「外壁塗装の剥がれを補修するための費用はどのくらいかかる?」
上記のように、外壁塗装の剥がれについて気になっている方は多いでしょう。
この記事では、外壁塗装の剥がれに関する以下の内容を詳しく解説します。
・外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由
・【ケース別】外壁塗装の剥がれを見つけた際の対処法
・外壁塗装の剥がれを補修する場合の費用相場
・外壁塗装に剥がれが発生する原因
・外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐ方法
この記事を読むことで外壁塗装の剥がれについてよく分かり、実際に外壁の剥がれを見つけた際にも慌てることなく適切に対処できるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてください。
もくじ
外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由

本章では、外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由について解説します。
具体的には、以下の理由から外壁塗装の剥がれは放置すべきでないと言えるでしょう。
・雨漏りの原因となる
・塗装の効果が低下する
・建物自体の安全性が維持できなくなる
それぞれについて、以下で詳しくお伝えします。
雨漏りの原因となる
外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由は、雨漏りの原因となるからです。
塗装が剥がれると、剥がれた箇所から雨水が浸入してしまいます。
浸入した雨水がさらに浸透すると、壁や天井からの雨漏りへとつながり、やがて外壁内部の腐食につながる恐れがあります。
このような状態にまでなってしまうと、塗装で直せず工事が必要となり、費用も高くついてしまうでしょう。
塗装の効果が低下する
外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由は、塗装の効果が低下するからです。
たとえば、断熱効果のある塗料や防音効果のある塗料などを使っている建物もあるでしょう。
しかし、塗装が剥がれていくことで、せっかくの塗料の効果が発揮されなくなってしまうのです。
塗料の効果が低下したままの状態にしておかないためにも、早めの対処が大切と言えます。
建物自体の安全性が維持できなくなる
外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せず対処すべき理由は、建物自体の安全性が維持できなくなるからです。
剥がれが原因となって雨漏りが起きた場合、内部の腐食が進むことによって柱などの建物の構造が影響を受けてしまいます。
結果、耐震性が弱くなってしまうなどのリスクが生じ、建物の安全性が保てなくなってしまうのです。
建物の安全性が保てていない状態は大変危険なため、早めに対処しましょう。
【ケース別】外壁塗装の剥がれを見つけた際の対処法

本章では、外壁塗装の剥がれを見つけた際の対処法についてケース別に解説します。
外壁塗装の剥がれを発見するタイミングとして、具体的には以下3つに分けられます。
・前回の塗装から数日〜数年しか経過していない場合
・前回の塗装から10年以上経過している場合
・外壁材自体の寿命が近い場合
それぞれのケースで対処法が異なりますので参考にしてください。
前回の塗装から数日~数年しか経過していない場合
前回の塗装から数日〜数年しか経過していない場合は、塗装業者のミスの可能性が高いと考えられます。
そのため、まずは塗装業者に連絡しましょう。
保証内容によっては、無料で補修してもらえる場合もあります。
前回の塗装から10年以上経過している場合
前回の塗装から10年以上経過している場合の対処法は次のとおりです。
使用している塗料や外壁材にもよりますが、外壁塗装のタイミングは前回の塗装から約10年が目安と言われます。
そのため、前回の塗装から10年以上経過している場合は塗装業者に依頼し、新たに塗装してもらうのがおすすめです。
自分でDIYすることも可能ではあります。
しかし道具や塗料を揃える必要があることや、万が一の失敗によって業者に依頼することになった場合、手間もコストも余計にかかってしまうため注意が必要です。
外壁材自体の寿命が近い場合
外壁材自体の寿命が近い場合、外壁塗装よりも、カバー工事や張り替え工事が適している可能性があります。
カバー工事とは、剥がれている外壁材の上から新たな外壁材を貼り付けて覆う補修方法です。
張り替え工事とは、剥がれのある外壁材を撤去し、新たな外壁材を張り替える補修方法です。
カバー工事、張り替え工事ともに、剥がれている部分のみの補修もしくは全体の取り替えのどちらかを選択できます。
外壁塗装の剥がれを補修する場合の費用相場

本章では、外壁塗装の剥がれを補修する場合の費用相場について解説します。
外壁塗装で補修する場合と外壁材自体を工事する場合があります。
1つずつ見ていきましょう。
外壁塗装する場合
外壁塗装する場合の費用相場は次のとおりです。
カッコ内の数字は、正確な外壁面積でなく概算の外壁面積となります。
・20坪:約40万円~120万円(79.2平方メートル)
・30坪:約60万円~120万円(118.8平方メートル)
・40坪:約70万円~130万円(158.4平方メートル)
・50坪:約90万円~160万円(198.0平方メートル)
・60坪:約100万円~200万円(237.6平方メートル)
外壁塗装では、坪数だけでなく建物の階数や使用する塗料の種類などさまざまな要因によって金額が変動することも把握しておくと良いでしょう。
外壁材自体を工事する場合
外壁材自体を工事する場合の費用相場は次のとおりです。
・重ね張り(カバー工事):120万円〜220万円
・張り替え:150万円~300万円
工事をする場合にも、建物の高さに応じて足場を組んだり、周囲に養生を施したりする必要があるため、その分の費用が上乗せされます。
外壁塗装に剥がれが発生する原因

本章では、外壁塗装に剥がれが発生する原因について解説します。
外壁塗装の剥がれの原因は主に経年劣化や施工不良です。
それぞれの原因について、以下で詳しく説明します。
経年劣化
外壁塗装の剥がれの原因の1つは経年劣化です。
経年劣化は時間の経過とともに起こる劣化症状で、紫外線や雨風などの影響を受けて起こります。
経年劣化が起こると、剥がれだけでなくひび割れや、白い粉が浮き上がるチョーキングなどの現象が発生します。
施工不良
外壁塗装の剥がれの原因の1つは施工不良です。
施工不良が起こる原因にもさまざまなものがあります。
たとえば、不十分な下地処理や乾燥不足、塗料の希釈や配分のミスなどが要因となり施工不良が起こるのです。
外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐ方法

本章では、外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐ方法について解説します。
具体的には、以下の方法が挙げられます。
・信頼できる塗装業者を選ぶ
・工程表を事前に確認する
・定期的に点検してもらう
・定期的に拭き掃除する
それぞれの方法について、以下で詳しく説明します。
信頼できる塗装業者を選ぶ
外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐには、信頼できる塗装業者を選びましょう。
訪問営業などをしてくる怪しい業者もいますが、きちんと口コミや施工実績などを調べた上で信頼できる優良な業者を選ぶと良いでしょう。
業者の中には、必要な工程を飛ばしたり、短縮したりする悪質な業者もいます。
上記のような杜撰な施工が剥がれにつながるケースもあるため、塗装業者選びには注意が必要です。
工程表を事前に確認する
外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐには、工程表を事前に確認しましょう。
工程表の確認時にチェックすべきポイントは、必要な工程が入っているか、適切な乾燥時間は設けられているかなどです。
業者に丸投げせず自分でも工程表の内容を事前に確認しておくことで、手抜き工事を避けられる可能性があります。
定期的に点検してもらう
外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐには、定期的に点検してもらいましょう。
塗装業者にもよりますが、たとえば隔年に一度点検してくれる業者もいます。
定期的に点検することで、剥がれにつながる兆候が見つかれば対処してもらえます。
また、必要があれば清掃などもお願いすることで、汚れを落とし、塗料の膜の劣化を防ぎやすくなるでしょう。
定期的に拭き掃除する
外壁塗装の剥がれをできるだけ防ぐには、定期的に拭き掃除しましょう。
自分でも定期的に拭き掃除することで、汚れを落とし、塗料の膜の劣化を防げます。
結果、剥がれの発生を抑制しやすくなるでしょう。
外壁塗装の剥がれを見つけたら放置せずに業者に相談しよう

外壁塗装の剥がれを見つけたら、放置せず早めに対処しましょう。
外壁塗装の剥がれは、経年劣化や施工不良で起こり、どのタイミングで剥がれを見つけたかによっても対処方法は変わってきます。
剥がれを放置してしまうと雨漏りにつながったり、最悪のケースでは建物自体の安全性が維持できなくなったりする場合もあります。
剥がれがあるのにそのままにしてしまうと、大切な住宅がダメになってしまうかもしれません。
外壁塗装の剥がれを見つけたら、放置せずに業者に相談しましょう。