「外壁をグレーで塗装するのは、ありなのかな?」
「外壁をグレーで塗装する場合、どんな塗り方が良い?」
「実際にグレーで外壁塗装した事例を見てみたい」
このように、外壁をグレーで塗装するかどうかでお悩みの方は多いでしょう。
この記事では、グレーで外壁塗装したい方に向けて、以下の内容をお伝えします。
・外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由
・外壁塗装でグレーを使う際の注意点
・外壁塗装にグレーを使うのが向いているケース
・グレーで外壁塗装する際の方法
・グレーを上手く使った外壁塗装の事例
この記事を読むことで、グレーを使用した外壁の事例を参照でき、自宅の外壁塗装でグレーを使用する際のイメージが掴みやすくなるでしょう。
ぜひ、最後まで目を通してみてください。
もくじ
外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由
本章では、外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由について解説します。
具体的には、以下の理由が挙げられます。
・汚れや色あせが目立ちにくい
・周りに調和しやすい
・他の色と組み合わせしやすい
・さまざまな雰囲気を演出できる
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
汚れや色あせが目立ちにくい
外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由は、汚れや色あせが目立ちにくいためです。
グレーは、白と黒の中間色になります。
外壁に付く汚れには埃や土などが含まれますが、埃や土も同様に中間色です。
そのため、グレーの外壁であれば、埃や土などによる汚れを目立ちにくくできるのです。
同様に、グレーの外壁では色あせも目立ちにくくなります。
時が経つにつれて外壁に汚れが付いたり、色あせが起きたりすることは避けられないものですが、グレーを使用することで少しでも目立ちにくくできる点はメリットでしょう。
周りに調和しやすい
外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由は、周りと調和しやすいためです。
外壁塗装では、たくさんの色の選択肢があります。
しかし、色によっては周囲の景観から浮いてしまったり、悪目立ちしてしまったりする場合もあるでしょう。
グレーであれば、どのような色とも合わせやすい点がポイントです。
このように、グレーは周囲の景観に調和しやすいことからも外壁塗装で使用する色に選ばれることが多いのです。
他の色と組み合わせしやすい
外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由は、他の色と組み合わせしやすいためです。
グレーや白、黒のように色味のない色を無彩色と言います。
無彩色は、どのような色とも組み合わせやすいというメリットがあります。
そのため、外壁塗装で複数の色を使用したい場合には、グレーが組み合わせやすく、使いやすいと言えるでしょう。
さまざまな雰囲気を演出できる
外壁塗装でグレーを選ぶ人が多い理由は、さまざまな雰囲気を演出できるためです。
クールで都会的なイメージにできると言われるグレーですが、その中には濃いグレーや淡いグレー、ピンクがかったグレーなどの色味があります。
たとえば、濃いグレーは高級感や重厚感を演出しやすいでしょう。
淡いグレーは都会的でシンプルな印象になるほか、ピンクがかったグレーは優しく柔らかな雰囲気を演出できます。
このように、グレーは色味によって外壁の雰囲気をさまざまに変えられるため人気が高いのです。
外壁塗装でグレーを使う際の注意点
本章では、外壁塗装でグレーを使う際の注意点について解説します。
使いやすく人気の高いグレーですが、使用時には気を付けたいポイントがあります。
以下で詳しく確認しましょう。
外壁材やデザインによっては汚れが気になる
外壁塗装でグレーを使う際の注意点として、外壁材やデザインによっては汚れが気になる点が挙げられます。
たとえば、目地のあるタイルやレンガ風サイディングの場合は、どうしても凹凸に汚れが溜まりやすくなります。
そのため、せっかくグレーで塗装しても、凹凸に溜まった汚れが気になってしまう場合があるのです。
外壁塗装にグレーを使いたい場合は、外壁材の種類やデザインについても配慮すると良いでしょう。
古ぼけた印象になる場合もある
外壁塗装でグレーを使う際の注意点として、古ぼけた印象になる場合がある点が挙げられます。
グレーは中間色のため、色があせてもそれほど気にならないと言われています。
しかし、グレーの種類によっては仕上がりがぼんやりとした色合いになってしまうため、せっかくの外壁が古ぼけた印象に見えることもあるのです。
グレーの中でも艶があるものを選んだり、明るめのグレーを選んだりすることで防止できるため、ぜひ試してみてください。
外壁塗装にグレーを使うのが向いているケース
本章では、外壁塗装にグレーを使うのが向いているケースについてご紹介します。
グレーは、近隣で悪目立ちしたくない場合や交通量が多い道路に面している場合におすすめの色です。
それぞれのケースについて、以下で詳しく解説します。
近隣で悪目立ちしたくない場合
近隣で悪目立ちしたくない場合、外壁塗装にグレーを使うのが向いているでしょう。
グレーは、先述のとおり、周囲の色と調和しやすい色です。
近隣の住宅の中で一軒だけ、周りと調和の取れていない色の住宅があると、どうしても悪目立ちしてしまいます。
しかし、このような場合にも周りから浮きにくいのがグレーです。
近隣の住宅の中で悪目立ちしたくない場合や、街並みと調和の取れた外壁にしたい場合などには、グレーを活用すると良いでしょう。
交通量が多い道路に面している場合
交通量が多い道路に面している場合、外壁塗装にグレーを使うのが向いているでしょう。
交通量が多い道路に面した住宅は、常に排気ガスや埃などにさらされています。
そのため、どうしても排気ガスや砂、土埃などの汚れが外壁に付着しやすくなるのです。
上記のような場合にも、グレーの外壁であれば汚れを少しでも目立たせなくできます。
汚れやすい環境下にある住宅の場合は、汚れが目立ちにくいグレーを使用することで汚れによる影響を減らせるでしょう。
【4種類】グレーで外壁塗装する際の方法
本章では、グレーで外壁塗装する際の方法について解説します。
具体的には、以下の4種類の方法があります。
・全面をグレーで塗装する
・ツートーンにする
・縦に塗り分ける
・部分的に塗装する
それぞれの方法について、順番に説明していきます。
グレーの効果的な使い方をぜひ参考にしてみてください。
全面をグレーで塗装する
グレーで外壁塗装する際の方法として、全面をグレーで塗装する方法があります。
グレーの住宅は、スタイリッシュで落ち着きのある印象を与えてくれます。
グレーの中にも薄いグレーや濃いグレー、グレージュ、ネイビーグレー、ピンクグレーなどがあるため、希望するイメージに合わせて選びましょう。
外壁全体に塗装をする際、面積効果によって、イメージしていた色と異なるように感じる場合があります。
小さな面積で見るよりも、大きな面積で見た時の方が明るいグレーがより明るく、暗いグレーがより暗く見えるのです。
全面をグレーで塗装する場合には、面積効果の影響も考慮しておきましょう。
ツートーンにする
グレーで外壁塗装する際の方法として、ツートーンにする方法があります。
グレーと他の色を使用してツートーンにするだけで、おしゃれな印象がアップするでしょう。
たとえば、濃い色を1階部分に、明るい色を2階部分に塗ると、家を大きく見せたり重厚感を与えたりする効果があります。
また、逆に濃い色を2階部分に使用すると印象もガラッと変わるでしょう。
縦に塗り分ける
グレーで外壁塗装する際の方法として、縦に塗り分ける方法があります。
縦に色を塗り分けることで、スタイリッシュな印象になります。
グレーはどの色とも組み合わせやすいため、合わせる色によって仕上がりの雰囲気が変わるでしょう。
業者でカラーシミュレーションしてもらうなど、事前に仕上がりのイメージを確認しておくことも大切なポイントです。
部分的に塗装する
グレーで外壁塗装する際の方法として、部分的に塗装する方法があります。
グレーはどの色とも合わせやすいため、大部分を他の色で塗装した上で部分的にグレーを使用することで、アクセントにもなるでしょう。
たとえば、明るい色の外壁にグレーを部分的に使うと、まとまりのある印象になります。
グレーを上手く使った外壁塗装の事例4選
本章では、グレーを上手く使った外壁塗装の4つの事例を紹介していきます。
それぞれどのような印象となっているか、順に見ていきましょう。
淡いグレー1色使いの事例
淡いグレー1色を全面に使用することで、やさしく上品な印象の外観となっています。
窓枠やベランダの手すり、雨樋などには、グレーと相性の良いホワイトを使用しています。
淡いグレーのツートン事例
こちらは淡いグレーとホワイトのツートーンがかわいらしくおしゃれな印象の外観です。
淡いグレーを使用することで、明るさや爽やかさも感じられます。
濃いグレーで縦に塗り分けた事例
濃いグレーと淡い色を縦に塗り分けることによって、メリハリが生まれ、おしゃれな外観です。
濃いグレーがポイントとなり、スタイリッシュな印象に仕上がっています。
濃いグレーの部分使い事例
グレーはどんな色にも合わせやすいため、このように、他の色ですでに塗装している場合であっても部分使いが可能です。
柔らかな印象のホワイトとブラウンの中に濃いグレーを入れることで、まとまりのある印象となっています。
グレーで外壁塗装したい場合は注意点も理解した上で判断しよう
全面的に塗装したりツートーンにしたり、部分的に使用したりと、希望するイメージによってグレーの使い方はさまざまです。
グレーで外壁塗装すると汚れが目立ちにくく、周囲から浮きにくいなどのメリットもあります。
また、どんな色とも合わせやすく、クールな印象や柔らかい印象など、色味によってイメージに変化を付けられるところもグレーの人気のポイントです。
しかし、このようにメリットの多いグレーでも、外壁材や色味によってはメリットを活かしきれない場合があります。
たとえば、目地のある外壁材の場合は凹凸に汚れが溜まりやすく気になってしまったり、色味によっては古ぼけているように見えてしまったりするのです。
そのため、グレーで外壁塗装したい場合は、注意点も理解した上で判断しましょう。