「外壁コーキングの補修費用っていくら?」
「自宅のコーキングを補修する場合、費用がどのくらいなのか知りたい」
外壁のコーキング補修を検討中の方の中には、上記のように考える方もいるでしょう。
この記事では、以下の内容について解説します。
・外壁のコーキング補修にかかる費用相場
・外壁コーキングの補修費用が変動する要因
・外壁コーキング補修の費用シミュレーション
・外壁塗装と同時に行う場合の費用シミュレーション
・おすすめの外壁コーキング補修方法
・外壁のコーキング補修にかかる費用を抑える方法
この記事を読むことで、外壁のコーキング補修費用についての相場感がわかります。
どのような方法でコーキング補修を行うのがベストか、判断できるようになるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
外壁のコーキング補修にかかる費用相場
外壁のコーキング補修方法は、古いコーキングの上から重ねて打つ「増し打ち」と、新たにコーキングを打ち直す「打ち替え」の2種類があります。
どちらにするかによって費用は異なるため、それぞれ詳しく解説します。
増し打ちの場合
増し打ちとは、古いコーキングを撤去せずに上から重ねて打つ方法で、費用相場は500円~900円/メートル程度です。
コーキングの量が少なく済み、古いコーキングを撤去する費用もかかりません。そのため、比較的費用が安くなる傾向があります。
打ち替えの場合
打ち替えとは、今現在あるコーキングを撤去して新たに打ち直す方法で、費用相場は800円~1,200円/メートル程度です。
全てのコーキングを入れ替えるため、増し打ちを行うよりも費用がかかりますが、増し打ちよりも耐久性・防水性が高くなります。
外壁コーキングの補修費用が変動する要因
外壁のコーキングの補修費用は、さまざまな要因によって変動します。
特に変動が大きくなる要因は以下の通りです。
・補修する目地の長さ
・足場の有無
・コーキング材の種類
・古いコーキング材の撤去の有無
住宅の状況によって変動幅が大きくなります。
それぞれ詳しく確認しましょう。
補修する目地の長さ
補修する目地の長さによって、補修費用は変動します。
住宅にはさまざまな形があり、目地の長さも異なります。
当然ながら、目地部分が長ければ長いほど使用するコーキングの量も増えるため、金額が高くなることが多いでしょう。
足場の有無
現場となる場所に、足場が必要か必要でないかによっても金額は変わります。
作業員の安全を確保するために、たいていの場合は現場に足場を組みます。
足場を組む際の相場費用は15万円~20万円程度であり、コーキング補修料金にプラスされるのが一般的です。
コーキング材の種類
補修費用は、使用するコーキング材の種類によっても異なります。
外壁のコーキングに主に使用されるコーキング材は、以下が一般的です。
・シリコン
・変性シリコン
・ウレタン
・ポリウレタン などが
中でも、変性シリコンなどの耐久性や施工性に優れているものは、高くなる傾向にあります。
多く使用すると、その分費用の変動幅も大きくなるでしょう。
古いコーキング材の撤去の有無
古くなったコーキング材を、撤去する必要があるかどうかでも費用は変わります。
古いコーキング材の撤去費用の相場は、200円~700円/メートル程度です。
コーキングを打ち替えする場合、古いコーキングの撤去は必須であり、必ず撤去費用が発生します。
そのため、撤去する箇所が多ければ多いほど、費用も高くなります。
外壁のコーキング補修にかかる費用シミュレーション
ここからは、外壁のコーキング補修にかかる費用をシミュレーションしていきます。
例として、目地の長さが計200メートルの住宅の場合を紹介します。
あくまでも一例ではありますが、目安として参考にしてください。
増し打ちの場合
増し打ち方法の場合のコーキング補修費用は、以下のようにシミュレーションできます。
・増し打ち費用:500円~900円×200メートル=10万円~18万円
・足場代:15万円~20万円
・合計:25万円~38万円
増し打ちでは、古いコーキングの撤去費用がかかりません。単純に、増し打ち費用と足場代だけの費用になります。
打ち替えの場合
打ち替え方法の場合のコーキング補修費用は、以下のようにシミュレーションできます。
・打ち替え費用:800円~1,200円×200メートル=16万円~24万円
・足場代:15万円~20万円
・古いコーキング撤去代:200円~700円×200メートル=4万円~14万円
・合計:35万円~58万円
打ち替えでは、必ず古いコーキングを撤去する必要があります。撤去するコーキングが多いかどうかによって、合計費用にも幅が出ることが多いでしょう。
外壁塗装とコーキング補修を同時に行う場合の費用シミュレーション
ここからは、外壁塗装とコーキング補修を同時に行った際の費用をシミュレーションしてみましょう。
例として、30坪の住宅で目地200メートルの場合の費用を紹介していきます。
外壁塗装を同時に行う場合には、足場代が外壁塗装の費用の中に含まれます。
そのため、別途料金として加算されることはありません。
早速シミュレーションしていきましょう。
増し打ちの場合
増し打ちの場合、外壁塗装と同時に施工すると、以下のように費用をシミュレーションできます。
・30坪の外壁塗装の費用:約60万円~120万円
・増し打ち費用:500円~900円×200メートル=10万円~18万円
・合計:70万円~138万円
※足場代は外壁塗装の合計金額に含む
外壁塗装と同時に行うことで、コーキング補修で発生する足場代をカットできます。
そのため、外壁塗装・コーキング補修を別々に行うよりも、合計費用を節約することが可能です。
打ち替えの場合
打ち替えの場合、外壁塗装と同時に施工すると、以下のように費用をシミュレーションできます。
・30坪の外壁塗装の費用:約60万円~120万円
・打ち替え費用:800~1,200円×200メートル=16万円~24万円
・古いコーキング撤去代:200円~700円×200メートル=4万円~14万円
・合計:80万円~158万円
※足場代は外壁塗装の合計金額に含む
打ち替え方法では、それぞれの費用の幅が影響し、合計金額にも倍近くの幅が出てきます。
住宅の状況によって大きく金額に開きが出るため、より正確な金額を知りたい場合は、業者に見積もりを依頼した方が良いでしょう。
外壁コーキングの補修は打ち替えがおすすめ
外壁のコーキングを補修する場合は、打ち替えで補修するのがおすすめです。
打ち替えは、古いコーキングを残さず完全に新しく取り替えるため、耐久性や防水性の高さが期待できます。
確かに増し打ちの方が費用を抑えやすい傾向にはありますが、耐久性・防水性の観点から見ると、打ち替えの方が良いでしょう。
また、新旧のコーキングの相性が悪いと上手く馴染まず、本来の機能を損ねてしまうこともあります。
結果的に劣化が進んでしまうことも少なくありません。
そのため、外壁のコーキングを補修する際は、できるだけ打ち替え方法で行う方がいいでしょう。
外壁のコーキング補修にかかる費用を抑える方法
外壁のコーキング補修にかかる費用を、できるだけ抑えたいという方は多いはずです。
費用を抑えるには、以下の3つの方法を合わせて検討するといいでしょう。
・箇所によって補修方法を変える
・外壁塗装と一緒に行う
・助成金や補助金を活用する
上記の方法を可能な限り併せて行うことで、より費用を抑えることにつながります。
詳しく見ていきましょう。
箇所によって補修方法を変える
補修費用を抑えるには、箇所によって「打ち替え・増し打ち」の補修方法を変えるのが効果的です。
全てを打ち替えで補修するよりも費用を抑えられます。
たとえば、ドアや窓など開口部周りの目地は増し打ち、開口部周り以外の目地は打ち替えにするなどの方法があります。
住宅の状況に合わせて、部分的に組み合わせるといいでしょう。
外壁塗装と一緒に行う
補修費用を抑えるには、外壁塗装を同時に行うのもおすすめです。
外壁塗装費用には足場代が含まれているため、コーキング補修で発生するはずだった足場代が、かからなくなるためです。
外壁塗装とコーキング補修では、どちらも足場を組む必要があります。
同時に施工できれば、足場を組むのが1回で済むため、足場代の15万円~20万円をまるまるカットすることが可能なのです。
助成金や補助金を活用する
地域によっては、外壁塗装する際の助成金や補助金を活用できます。
コーキング補修だけの利用は難しいかもしれませんが、外壁塗装を同時に行うことで、助成金や補助金を使える可能性が高まります。
ただし、受け取れる条件などは地域によって異なるため、各地域の助成金や補助金について確認しておくと良いでしょう。
外壁コーキングの補修費用を抑えたい場合は外壁塗装と同時に行おう
外壁のコーキング補修は、「増し打ち」と「打ち替え」の2つの方法があります。
費用は、コーキング材の使用量や工程、住宅の状況や使うコーキング材の種類によっても変動します。
今回紹介したシミュレーションを参考にしつつ、正確な金額は業者に確認するようにしましょう。
補修費用を抑えるには、箇所によって補修方法を変えたり、助成金を活用したりする方法があります。
中でも簡単なのは、外壁塗装を同時に行うことです。
足場代をカットできるので、その分安くすることが可能になります。
外壁のコーキング補修や外壁塗装は、丁寧に施工してくれる業者を選ぶのが重要です。
業者選びの際は、実績数が豊富な「やまもとくん」をぜひ検討してみてください。